
総合難易度:★★★☆☆
算数難易度:★★★☆☆
国語難易度:★★★☆☆
理科難易度:★★★☆☆
社会難易度:★★★☆☆
算数難易度:★★★☆☆
国語難易度:★★★☆☆
理科難易度:★★★☆☆
社会難易度:★★★☆☆
東京都市大学等々力中学校は、「共生」「英知」「高潔」を教育理念とした共学校です。
都市大グループの一員ですが、進学校として大学受験の実績を伸ばしています。
S特選コースと特選コースに分かれていて、入試問題も難易度が変わります。
算数1教科、英語1教科、アクティブラーニング型入試もあります。

①国語に図表や資料を使った問題が出題されます
②社会に融合論述問題が出題されます
③理科と社会は2科目合わせての試験時間になっています

科目 | 配点 | 時間 | 問題数 | 難易度 | 記述・要途中式 | 難問出題率 | 出題タイプ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
国語 | 100点 | 50分 | やや多い | 普通 | 6% | 18% | A |
算数 | 100点 | 50分 | 普通 | 普通 | 0% | 22% | A |
理科 | 50点 | 理・社で60分 | 普通 | やや難 | 22% | 40% | A |
社会 | 50点 | 理・社で60分 | 普通 | 普通 | 7% | 10% | A |
A タイプ |
全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。 | B タイプ |
全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。 | AB タイプ |
全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。 |
---|

科目 | 出題されやすい単元・形式 |
---|---|
国語 | ●説明・論説文 ●小説・物語文 ●短文読解(特選) ●図表の読み取り(S特選) ●漢字 |
算数 | ●計算 ●規則性 ●場合の数 ●速さ ●割合と比 ●平面図形・立体図形 |
理科 | ●植物・動物 ●中和・気体の性質 ●天体 ●力のつり合い |
社会 | ●地理 ●歴史 ●公民 ●融合問題(S特選) |

科目 | 学習すべき内容・学習方法 | 試験での得点方法 |
---|---|---|
国語 | 漢字の読み書き、長文読解2問(説明文と小説)に加えて、天声人語等の短文読解(特選)か図表や資料を使った問題(S特選)が出題されます。複数の資料を手早く読み取れるように、類似問題で練習しておいてください。 長文の文字数は多めなので、日ごろから文章をスピーディーに読みながら解いていくように学習してください。 記述問題は点差が付きやすいところなので、要点を押さえて書けるようにしましょう。 | まずは、漢字の読み書きを、トメ・ハネ・ハライに気を付けて素早く解いてください。 時間配分に気を付けて自分が読みやすい文章から取り組みましょう。設問の指示に従い、文章の中にある答えをしっかり見つけてスピーディーに解いてください。記述問題は8割以上書きましょう。 |
算数 | 大問6題構成です。 問1、問2の計算、応用小問で出題される問題は、日ごろの勉強において、少し時間制限を厳しめに設けるなどして、スピーディーに解く訓練をしてください。問題文からしっかり読み取る、ルールを把握する、答えに導くための手順に気づくことを大事にしましょう。図形問題は、応用レベルまで対応できるように学習を進めて下さい。解答形式は解答のみを記入する形式で途中式を書く欄がないため(除算数一科)、ミスをなくすことも非常に重要です。ミスノートを作るなどして自分のミスしやすいポイントを把握し、ミスを極力減らしてください。 | 大問1の計算問題、小問集合の大問2を素早く解いてください。大問2に難しい問題が入っている回もありますので、見極めるようにしましょう。大問3以降も途中で引っかかってしまう問題にぶつかったら、飛ばして次の問題に取り組んで取れるところで点数を積み上げていくことも必要です。 |
理科 | 4分野から出題されていましたが、3分野からの出題の回もあります。分野を横断して問題が作られることもあります。基本の知識は早めに定着させて、生活に身近なテーマに基づいた入試レベル問題になれるようにしましょう。実験、観察、身の回りの現象から何が分かるかという理科的な視野を常に持つように習慣づけをしてください。グラフの読み取りにも慣れることや計算問題も限られた時間の中で、解ける工夫が必要です。 | 社会と合わせて60分なので、時間配分を間違えないように気をつけてください。 知識関係を素早く解き、計算問題に時間を充てられるようにしましょう。 問題文をよく読み、与えられた条件を整理し、大事な所を読み落とさないように注意が必要です。 |
社会 | 社会は、3分野から1問ずつ出題されます。S特選では、それに加え3分野の融合論述問題が出題されます。3分野とも1つのテーマを基に問題が作られています。まずは基本的な知識をしっかり身に付けていくことが必要不可欠です。時事がらみの問題も出題され、国際的な問題が出題される年もありますので、普段からニュース等に気を付けておいてください。S特選の論述問題で得点できるとかなり有利になるので、入試問題レベルでの練習が必要です。 | 理科と同じく、時間配分に気を付けながら取り組まないと解ききれなくなります。 解きやすそうな分野の問題から取り組むのも良い方法です。焦り過ぎず、地図、表、グラフのポイントとなるところをチェックしながら、手早く正確に解くことで点数を積み上げましょう。記述のところを落ち着いて考えられる時間を残せるようにしてください。 |

東京都市大学等々力中学校合格に必要なのは、「幅広い知識の習得」、「情報処理能力」です。
自分の受ける日程の問題の傾向を確認した上で、対策をしましょう。
難問、奇問は少ないですが、単純な暗記では解けません。「体系的に理解していくこと」、「物事に対して自分で考えられるようにすること」が必要です。また、「与えられた資料の中から分かる、読み取ること」も常に意識して学んでいきましょう。