外観

学校名 東京農大第一中等部
共学・別学 共学校
住所 〒156-0053 東京都世田谷区桜3丁目33−1
ホームページ

https://www.nodai-1-h.ed.jp/

総合難易度:★★★☆☆

  • 算数難易度:★★★☆☆
  • 国語難易度:★★★☆☆
  • 理科難易度:★★★☆☆
  • 社会難易度:★★★☆☆

東京農大第一中等部について

東京農大第一中等部は、東京都世田谷区にある中高一貫の共学校です。
学校名に「農業」という文字が入っていますが農業科は設置しておらず(附属の東京農大に農学部がある)、普通科のみの進学校です。
東大・京大をはじめとする国公立・早慶上理等の最難関私立・医学部医学科への大学合格実績は、毎年上がっています。
併設大学に優先入学できる制度がありますが、他大学受験をする人が多く、約7割ぐらいの人が他大学に進学しています。

 

入試の特長

①入試回によって、科目・配点・問題傾向・難易度が変わります。

②算数が得意な人に有利です。

③理系を意識した問題が見受けられます。

科目別の分析

科目別出題形式・タイプ分析

科目 配点 時間 問題数 難易度 記述・要途中式 要思考力問題率 難問出題率 出題タイプ
国語 100点 50分 普通 普通 10% 10% 5% A
算数 100点 50分 やや多 普通 5% 20% 10% AB
理科 80点 40分 やや多 普通 0% 10% 10% A
社会 80点 40分 普通 やや難 38% 5% 5% A

 

出題タイプの解説

  • Aタイプ全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。
  • Bタイプ全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。
  • ABタイプ全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。

科目別出題傾向

科目 出題されやすい単元・形式
国語

●漢字の読み書き

●言葉の知識(文章の中で)

●説明文・随筆文

●物語文

算数

●計算問題

●特殊算

●速さ

●場合の数

●特殊記号

●平面図形(角度など)

●立体図形(体積、展開図、水そう問題、作図など)

理科

●物理・化学・生物・地学分野から幅広く出題

●グラフ・表・図・写真の読み取り問題が頻出

社会

●日本の地理

●日本の歴史

●公民

●時事問題

東京農大第一中等部の科目別攻略方法

国語の攻略方法

国語の出題傾向と学習方法

漢字の読み書きと読解問題が2題という出題構成です。 文章の中で、知識問題が出題されますので、四字熟語等の言葉の知識もコツコツ勉強しておきましょう。
読解問題は、2回目と3回目は説明文、随筆文を中心に出題されています。文化・思想・自然科学等の関係の文章も多いので、普段からそういう分野に興味を持っておくと文章も読みやすくなります。
記号選択の問題が大半なので、文章を論理的に読んで選べるように演習を重ねて下さい。1回目、4回目の受験日程では、物語文や記述問題も出題されます。40字ぐらいの記述が出題される回もあります。

 

試験で高得点をとるポイント

まずは、漢字の読み書きを、トメ・ハネ・ハライに気を付けて素早く解いてください。
読解問題は、時間配分に気を付けて自分が読みやすい文章から取り組みましょう。
小問数も1問に9~10問ありますので、文章の中にある答えをしっかり見つけてスピーディーに解いてください。

算数の攻略方法

算数の出題傾向と学習方法

大問5~6題構成で、バラエティ豊かに出題されており、これを50分で解くのはかなりのスピードが要求されます。日ごろの勉強において、少し時間制限を厳しめに設けるなどして、スピーディーに解く訓練をしてください。
また、解答形式は解答のみを記入する形式で途中式を書く欄がないため、ミスをなくすことも非常に重要です。ミスノートを作るなどして自分のミスしやすいポイントを把握し、ミスを極力減らしてください。回によっては、途中式を求められる作問もあります。
また、問題のレベルとしては、基本~標準レベルが大半で、自分の頭で考える習慣がついていないと解けないような良問が多いです。日ごろの学習において、分からない問題に出会ったらすぐに解答を見るのではなく、自分なりにしっかりと考えるという習慣を大事にして下さい。回によってはグラフ記入問題や難易度が高い問題が出題されることがあります。

 

試験で高得点をとるポイント

まずは大問1の計算問題を素早く解いてください。 その後、大問2以降に一通り目を通して、素早く解けそうな問題から順次解いていきましょう。
東農大第一の算数は必ずしも難易度順に並んでいるわけではないため、この見極め作業は非常に重要になってきます。途中で引っかかってしまう問題にぶつかったら、飛ばして次の問題に取り組んで取れるところで点数を積み上げていくことも必要です。

理科の攻略方法

理科の出題傾向と学習方法

4分野から1問ずつ出題されます。グラフ、表、図、写真等の資料が多用されています。各分野の知識をしっかり身に付けた上で、資料の読み取りができるようにしておきましょう。実験、観察、身の回りの現象から何が分かるかという理科的な視野を常に持つように習慣づけをしてください。
選択問題が中心ですが、記述やグラフ作成問題が出題されることがあります。

 

試験で高得点をとるポイント

小問数34~29問を40分で解かなければいけません。時間配分を間違えないように気をつけてください。
知識関係を素早く解き、計算問題や実験観察等の問題に時間を充てられるようにしましょう。

社会の攻略方法

社会の出題傾向と学習方法

社会は、1回目、4回目の受験のみ試験があります。3分野から1問ずつ出題されます。
地形図・表、グラフ等の資料が多用されています。知識を活用しながら資料の読み取りを考えていけるかがポイントになります。1回目は、地理・歴史分野で1行程度の記述問題が、4回目では、公民分野で一文での記述問題が多く出題されます。要点を押さえて書けるようにしましょう。時事がらみの問題も出ますので、普段からニュース等に気を付けておいてください。

 

試験で高得点をとるポイント

長文ではありませんが、記述もあるので、時間配分に気を付けながら取り組まないと解ききれなくなります。
特に、4回目では公民が得意なら別ですが、そうでなければ地理・歴史得意な方から素早く解いていき、記述が多い公民の問題は最後に取り組んだ方がいいかもしれません。

対策まとめ

榎本先生

東農大第一中等部合格に必要なのは、「幅広い知識の習得」、「資料を読み取る力」、「考える力」です。

受験日程により、科目、配点、問題傾向、難易度が違うので、自分の受ける日程の問題の傾向を確認した上で、対策をしましょう。

難問、奇問は少ないですが、単純な暗記では解けません。「体系的に理解していくこと」、「物事に対して自分で考えられるようにすること」が必要です。また、「与えられた資料の中から分かる、読み取ること」も常に意識して学んでいきましょう。

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