学校名 明大中野八王子中学校
共学・別学 共学校
住所 〒192-0001 東京都八王子市戸吹町1100
ホームページ

https://www.mnh.ed.jp/

総合難易度:★★★☆☆

  • 算数難易度:★★☆☆☆
  • 国語難易度:★★★☆☆
  • 理科難易度:★★★☆☆
  • 社会難易度:★★☆☆☆

明大中野八王子中学校について

明大中野八王子中は、東京都八王子市にある中高一貫の共学校です。
明治大学の系属校であり、明大中野とは兄弟校の関係になります。
明治大学への内部推薦制度があり約80%の生徒が明治大学に進学する一方で、他大学への進学者もおり、現役進学率も高くなっています。

 

入試の特長

①算数では計算・小問が配点の60~75%を占める。

②国語では知識問題の比率が比較的高い。

③全体を通して、基本レベルでの出題が中心となっている。

科目別の分析

科目別出題形式・タイプ分析

科目 配点 時間 問題数 難易度 記述・要途中式 要記述問題率 難問出題率 出題タイプ 合格最低ライン
国語 100点 50分 普通 普通 10% 5% 0% A 60%
算数 100点 50分 標準 やや易 0% 10% 0% A 60%
理科 50点 30分 やや多 普通 5% 20% 0% A 60%
社会 50点 30分 やや少 やや易 0% 5% 0% A 60%

 

出題タイプの解説

  • Aタイプ全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。
  • Bタイプ全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。
  • ABタイプ全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。

科目別出題傾向

科目 出題されやすい単元・形式
国語

●小説・物語文

●論説・説明文

●漢字の読み書き

●言葉の知識(四字熟語、対義語など)

算数

●計算問題

●数の性質

●特殊算(つるかめ算、還元算)

●比と割合

●速さ(旅人算、ヒストグラム)

●平面図形(角度、長さ、面積)

●立体図形(体積、移動)

理科

●物理分野(力のつり合い、電磁気)

●化学分野(水溶液、燃焼)

●生物分野(植物、動物)

●地学分野(天体)

社会

●日本地理

●世界の地理

●日本の歴史

●公民

●時事問題

明大中野八王子中学校の科目別攻略方法

国語の攻略方法

国語の出題傾向と学習方法

大問数3題(小問数約30問)の問題構成で、大問1・2題は読解問題で論説・説明文と小説・物語文の各々一台が出題され(まれに随筆などから出題されることもあり)、大問3では漢字の読み書き問題が出題される。
解答形式としては記号選択、抜き出しが中心であるため比較的解きやすく感じるだろう。一部、簡単な記述問題も出題されるが、字数の多いものではなく、題意を問題文から読み取るタイプのものが多いため、難易度はさほど高くない。
明大中野八王子の国語の対策としてもっとも重要なのは、知識問題への対策だろう。漢字だけで20点分あり、さらに読解問題の中に知識問題(対義語、四字熟語など)が内包されているため、約1/4は知識問題が占めている。毎朝、国語の知識分野の学習をする習慣をつけるなどして、万全を期すことが大切だ。
また、読解問題も論説・説明文と小説・物語文に偏っており、なおかつ基本レベルの出題が中心なので、オーソドックスな問題を扱った問題集で演習をしっかりと積み、対策を講じておきたい。

 

試験で高得点をとるポイント

まずは大問3の漢字問題を素早く解く。
その後、大問1・2に戻るが、論説・説明文と小説・物語文のうち得意な方から解いていくのが良いだろう。
時間的に厳しい試験ではないが、抜き出し問題などで時間を浪費するのは避けたい。そのため、まず設問を読んでから文章を読むという順序で読解問題を解くのが賢明だ。

算数の攻略方法

算数の出題傾向と学習方法

大問数5題(小問数15~20問)の問題構成で、大問1が計算問題、大問2・3が小問集合、大問4・5が応用問題となっている(大問3は平成24年度までは応用問題だったが、平成25年度は小問集合になった)。
配点を見ると、計算問題・小問集合で60~75%分の点数を占めているので、明大中野八王子の算数対策として最も重要なのは、「計算問題の正確性向上」、「小問集合の網羅的演習」の二つと言えるだろう。どちらも負荷としては比較的少ないと思うので、毎日10問ずつといった形で習慣化して学習したい。
また、応用問題対策としては、頻出テーマを中心に演習を積んでおきたい。応用問題としては図形問題が頻出なので、まずは図形の応用問題を中心に学習するのが良いだろう。

 

試験で高得点をとるポイント

まずは大問1~3の計算問題・小問集合を素早く、かつ正確に解く。
その後、大問4・5の応用問題に一通り目を通した後、解けそうな問題から順次解いていく。
また、大問1~3でミスなく出来るだけ高得点を目指す必要があるので、時間配分を考える際は必ずミスチェックの時間を割り当てて考えること。

理科の攻略方法

理科の出題傾向と学習方法

大問数7~8題(小問数25問)の問題構成で、物理・化学・生物・地学分野から幅広く出題される。
解答形式は記号選択・適語記入・計算問題が大半を占めるが基本レベルの内容が中心であるため、基本事項をしっかりと習得できていれば計算問題も含めて対応できるだろう。基本レベルの問題集を1冊、完璧に仕上げてから試験に臨みたい。
また、記述問題も数問出題されるので、語句の説明や理由・原因、結果などを自分の言葉で記述する練習も忘れずに行いたい。

 

試験で高得点をとるポイント

大問数が多いので、まずは全問題を一通り確認したのち、得意なテーマの問題から順次解いていくのが良いだろう。

社会の攻略方法

社会の出題傾向と学習方法

大問数3題(小問数25問)という問題構成で、地理・歴史・公民(時事も含む)からバランスよく出題される。
解答形式としては記号選択と適語記入がほぼすべてを占めるので、比較的解きやすく感じるだろう。
全体を通して基本レベルでの出題が多いので、理科と同様に基本レベルの問題集を1冊仕上げてから試験に臨みたい。その際、資料を用いた問題は意識的に集中して取り組んでほしい。資料を題材にした出題は頻出だからだ。
また、時差の計算など一部計算問題が出題されることもあるので、計算問題も意識的に取り組む必要があるだろう。

 

試験で高得点をとるポイント

時間的に余裕があると思うので、得意な分野の問題から順次解いていくのが良いだろう。
時間内に解き終わっても、油断せずにしっかりと見直しをすること。

対策まとめ

榎本先生

明大中野八王子中合格に必要なのは、「基本レベルの知識の網羅性」の1点です。

算数では計算問題・小問集合が配点の60~75%を占めており、この部分を完答できれば合格最低ラインの約6割に届くため、基本レベルの習得が特に重視される科目となっていると言えるでしょう。

また、国語・理科・社会でも基本レベルの習得度を問う問題が中心であるため、基本的な事項を網羅的に学んでいることが非常に重要になってきます。

とはいえ、「基本レベル」と言っても、ただ単に「簡単」という意味ではありません。重箱の隅をつつくような知識が要求されるのではなく、教科書に出てくるような基本的な事項を深く理解していることが求められているという解釈が正しいでしょう。基本事項を自分なりに深めて理解する学習が必要だと言えます。

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