
| 学校名 | 大妻中学校 |
|---|---|
| 共学・別学 | 女子校 |
| 住所 | 〒102-8357 東京都千代田区三番町12 |
| ホームページ |
総合難易度:★★★☆☆
- 算数難易度:★★★☆☆
- 国語難易度:★★★☆☆
- 理科難易度:★★★☆☆
- 社会難易度:★★★☆☆
大妻中学校について
大妻中は、東京都千代田区にある創立100年以上の完全中高一貫校です。
2025年2月入試の理科で出題された水素吸蔵合金の問題は、今年、北川進博士たちが授賞したノーベル化学賞と重なった内容でした。このように「先見の明」がある先生たちが、伝統を大事にしながらも未来に生きる生徒たちを時代に合わせて育ててくれます。
大学進学実績も非常によく、国公立大学、早慶上智理科大MARCHへと進学しています。医学部等医療系や海外の大学への進学も近年増えてきています。
入試の特長
①幅広い知識を使いながらテンポよく解いていくスピードが求められています。
②算数は、途中式、考え方の記入を求められています。
③詩・短歌・俳句など韻文の出題が頻出です。
入試概要
大妻中学校の入試概要について、募集要項と選考方法、入試日程と試験科目、偏差値と倍率など、合格のために知っておくべき情報を詳しく解説します。正確な最新情報は必ず学校公式ウェブサイトをご確認ください。
入学試験日
第1回 2026年2月1日(日)
第2回 2026年2月2日(月)
第3回 2026年2月3日(火)
第4回 2026年2月5日(木)
入試の受験者数と倍率
| 定員数 | 受験者数 | 合格者数 | 実倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| 2025年度 |
①100 ②100 ③40 ④40 |
①243 ②524 ③250 ④263 |
①115 ②265 ③76 ④68 |
①2.1 ②2.0 ③3.3 ④3.9 |
科目別の分析
科目別出題形式・タイプ分析
| 科目 | 配点 | 時間 | 問題数 | 難易度 | 記述・要途中式 | 要思考力問題率 | 難問出題率 | 出題タイプ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 国語 | 100点 | 50分 | やや多い | 標準 | 15% | 15% | 5% | A |
| 算数 | 100点 | 50分 | 標準 | 標準 | 100% | 10% | 5% | A |
| 理科 | 60点 | 30分 | 標準 | 標準 | 50% | 20% | 10% | A |
| 社会 | 60点 | 30分 | 標準 | 標準 | 30% | 20% | 10% | A |
出題タイプの解説
- Aタイプ全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。
- Bタイプ全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。
- ABタイプ全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。
科目別出題傾向
| 科目 | 出題されやすい単元・形式 |
|---|---|
| 国語 |
●小説・物語文 ●論説文・説明文 ●鑑賞文(詩・短歌・俳句) ●言葉(漢字・知識) |
| 算数 |
●四則計算 ●数の性質 ●規則性 ●比 ●速さ ●平面図形 ●立体図形 |
| 理科 |
●植物・動物 ●水溶液 ●電気・てこ・浮力 ●天体・気象 ●時事問題・環境問題 |
| 社会 |
●日本の地理 ●日本の歴史 ●政治総合 ●時事問題 |
大妻中学校の科目別攻略方法
国語の攻略方法
国語の出題傾向と学習方法
大問3~4題構成で、物語文・論説文・鑑賞文の3題の読解問題と近年は漢字の書き取りで1題出題されます。 問題形式は記号選択と書き抜きが中心ですが、短めの記述もあります。やや多めの文章量をスピーディーかつ正確に読み、正しい答えを選択する力が必要不可欠です。
具体的なこと抽象的なことなど表現の仕方を読みとれるように、表現できるようにしておきましょう。日ごろの学習から、やや負荷のかかる時間設定を設けた上で読解問題に取り組むといった訓練が効果的です。
詩・短歌・俳句などを取り入れた鑑賞文も頻出なので、韻文も表現技法を含めしっかりと身に付けておきましょう。
読解問題の中に含まれる形で知識を問う問題も出題されていますので、漢字、語句、熟語や慣用句だけでなく、季語や表現技法、代表的な書き手に関する知識など、大妻で頻出の知識を充実させることが高得点を狙うためには必要になってきます。
試験で高得点をとるポイント
制限時間50分で読解問題が3題と多いので、時間配分を決めた上で問題に取り掛かることが重要です。
時間内に完答できるように、漢字を素早く正確に書き、その後解けそうな問題からスピーディーに解いていきましょう。
算数の攻略方法
算数の出題傾向と学習方法
大問10題の出題です。日々の計算で計算力を付けるのはもちろんですが、幅広い範囲から出題されますので、全ての単元をしっかりと身につけましょう。図形は頻出なので、様々な問題に対応できる力を養ってください。
後半の問題では難度が上がり、思考力が必要な問題も出てきます。合否の差が付く問題が解けるような応用力を付けてください。
すべての問題で途中式を書く欄があります。日ごろからノートに途中式や考え方書く習慣をつけ、答案用紙のスペースに要点をどのように書けばいいかを家庭教師の先生と確認しておいてください。
試験で高得点をとるポイント
まず前半の問題をスピーディにかつ正確に解きましょう。 その後、右側の後半の問題のうち得点できそうなものから取り組んでください。小問に分かれた問題は(1)は簡単な場合が多いので、必ず解くようにしてください。
途中式を見やすく書いておくと、見直しもスムーズにいきます。ケアレスミスのないように気を付けていきましょう。
理科の攻略方法
理科の出題傾向と学習方法
大問数は4題で、物理・化学・生物・地学からバランスよく出題されます。
出題されるテーマに偏りがなく、幅広い分野から出題されるため、物理・化学・生物・地学すべての分野で網羅的に学習しておくことが必要です。 解答形式としては記号選択と記述が半々の割合で出され、記述問題では実験結果の原因を記述させることが多いので、学校の授業の実験や観察の時間には自分なりに分析して、それを言語化する訓練を積んでおくとよいでしょう。
計算問題の出題も多いので、各分野の計算問題を重点的にこなしておくことが高得点を狙う上で必要不可欠です。
時事がらみの科学的な問題も出題されていますので、日頃から関心をもっておきましょう。2025年出題された問題は、ノーベル化学賞の受賞内容と共通するところがあります。他校志望の方でも確認しておくことをお薦めします。
試験で高得点をとるポイント
解けそうな大問から順々に解いてください。難度の高い問題が紛れていることもあるので、そこで時間を浪費しないように気を付けましょう。
計算問題も多いので、時間配分を決める際にあらかじめ予備時間をとっておき、計算ミスの見直しもしてください。
初見の問題でも、問題文や与えられている資料を読み込んでいくと解けるので、落ち着いて対処してください。
社会の攻略方法
社会の出題傾向と学習方法
地理・歴史・公民の3分野から幅広く出題されています。地理は普段から地図と照らし合わせながら学習してください。地理だけでなく歴史や公民も地図と絡めて学習することをお薦めします。世界地図の緯度の問題が出されたり、世界遺産がらみの問題が出される年もありましたので、基本的なところは押さえておきましょう。
歴史はテーマをもとに出題されることが多いので、歴史の大きな流れをしっかり把握したうえで細かい知識を身に付けてください。
公民は、時事がらみの問題も多いので、時事問題集などでしっかり学習するのはもちろん、普段からニュース、新聞などを確認するようにしてください。
漢字指定や記述問題もでてきますので、書いて学ぶことを習慣にしてください。
大学入試の影響を受けて、会話形式のリード文などもあるので、近年の他校の入試問題なども使いながら慣れておきましょう。
試験で高得点をとるポイント
30分の時間なので、時間配分に気を付けて、得意分野から解いてください。問題文の指示内容を読み間違えないように、気を付けていきましょう。漢字指定の答えは間違いのないよう書いてください。
対策まとめ
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大妻中合格に必要なのは、「読解力」「表現力」「総合力」の3つです。
文章量の多い読解問題をいかにスピーディーかつ正確に読み取るかという読解力、社会・理科のリード文の読み取りにもつながります。算数の途中式のように考え方を言葉・図などで伝えられる表現力も求められています。
4科目とも幅広い範囲から出題されています。漏れのないように全単元を履修することが大事です。
「新しい知識でも楽しみながら学ぶ力を持つ生徒を求めている、入試問題は面白さに気づくきっかけであってほしい」と大妻中の先生が語っています。初見の問題でも、身に付けた知識や考え方で解ける総合的な学力をつけてください。
アクセスの講師と大妻中目指して頑張りましょう!