
総合難易度:★★★★☆
算数難易度:★★★★☆
国語難易度:★★★★☆
理科難易度:★★★★☆
社会難易度:★★★★☆
算数難易度:★★★★☆
国語難易度:★★★★☆
理科難易度:★★★★☆
社会難易度:★★★★☆
市川中学校は、渋谷幕張に次ぐ千葉県私立中学の難関校の一つです。
2009年に文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、先進的な理数教育、大学殿共同研究、国際性を育む取り組みが行われています。
入試問題としては、全体としては典型的な問題が多いですが、ハイレベルな問題も一部出題されます。
また、手際よく解いていかないと、試験時間が足りなくなる内容です。

①4科目の配点が同じであるため、理科・社会を軽視できない。
②小問数の量が結構あるので、スピーディーな処理力が問われる。
③全体的には標準的・典型的な問題が多い。

科目 | 配点 | 時間 | 問題数 | 難易度 | 記述・要途中式 | 難問出題率 | 出題タイプ | 合格最低ライン |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国語 | 100点 | 50分 | 普通 | やや難 | 25% | 10% | A | 70% |
算数 | 100点 | 50分 | 普通 | やや難 | 0% | 15% | AB | 60% |
理科 | 100点 | 40分 | 普通 | やや難 | 15% | 10% | A | 65% |
社会 | 100点 | 40分 | やや多 | やや難 | 10% | 5% | A | 75% |
A タイプ |
全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。 | B タイプ |
全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。 | AB タイプ |
全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。 |
---|

科目 | 出題されやすい単元・形式 |
---|---|
国語 | ●説明文・論説文 ●小説・伝記・物語文 ●随筆文・紀行文 ●漢字の読み取り・書き取り |
算数 | ●計算、数の性質・規則性 ●集合・場合の数 ●割合 ●平面図形・立体図形 ●特殊算 |
理科 | ●動物 ●気体の性質 ●水溶液 ●力のつりあい ●天体 ●火山・岩石・地層 |
社会 | ●国土・自然、農林水産業、地理総合 ●明治~平成までの歴史、外交・交通史、歴史総合 ●三権のしくみ、公民総合 ●地理歴史公民総合 |

科目 | 学習すべき内容・学習方法 | 試験での得点方法 |
---|---|---|
国語 | 記述問題がやや多いので、与えられたテーマを簡潔に書き換える練習や、内容を要約する練習、単純な表現を具体的に詳しく書き換える練習が必要である。読解対策としては物語文は心情の読み取り、説明文では本文の内容把握がよく狙われるので充分に学習しておくことが重要である。知識問題対策としては漢字の読み書き、言葉の意味をよく覚えておくことが大切。 | 知識問題、長文選択問題、長文記述問題の順に、解けるところから手際よく解いてゆく。記述問題の比重が比較的高いので、そこにも充分に時間がかけられるようにする。 |
算数 | 特殊算はよく出題されるので応用レベルまで充分に練習をしておく。他に数の性質や規則性、場合の数、割合、平面図形、立体図形からもよく出題されるので、過去問や類似問題を充分に練習しておき、解き方・考え方をしっかりと定着させることが肝心。解答時間が短め(40分)なので早く正確に解く練習も重要である。 | 問題文が長いので、早く正確に内容を読み取りながら知識で解ける問題から手際よく解いていき、計算問題にも充分な時間が取れるようにする。 |
理科 | 実験や観察結果から分かることを答えさせる形式の問題が非常に多いので、早く的確に内容が読み取れるようにその種の形式の問題を数多く解いて充分に練習しておくことが必要である。分野別では運動とエネルギー、ばね、てこ、滑車・輪軸、ふりこや天体、水溶液、動物から多く出題されているので、それらを中心に充分な学習が肝心。 | 問題文が長いので、早く正確に内容を読み取りながら知識で解ける問題から手際よく解いていき、計算問題にも充分な時間が取れるようにする。 |
社会 | 地理分野は地図や資料を見て答えさせる問題がよく出題されているので、そのパターンの問題に充分に慣れておく必要がある。歴史分野は一問一答形式が多く出題されているので、用語や重要事項を記述できるように暗記しておく。公民分野はあまり出題されていないが、時事問題とからめた問題が出題されているので時事問題対策が重要。 | 暗記をしていれば解ける問題から手際よく解いていき、資料や表を見て答える問題や記述問題にも充分に時間がかけられるようにする。 |

市川中学校攻略のポイントは「典型的な問題の習得(4科目とも)」、「早く正確に問題を解く能力」の2つです。
オーソドックスな問題を中心に出題されますが、4科目とも素早く解いていかないと時間が足りなくなります。
そのため、標準的な問題を中心に演習を進めることはもちろん、同じ問題を反復して演習をすることで、問題を見たらすぐに解答の方針が思いつくように処理スピードを上げる訓練が必要です。