外観

学校名 学習院女子中学校
共学・別学 女子校
住所 〒162-0052 東京都新宿区戸山3丁目20−1
ホームページ

https://www.gakushuin.ac.jp/bjh/

総合難易度:★★★★☆

  • 算数難易度:★★★★☆
  • 国語難易度:★★★★☆
  • 理科難易度:★★★★☆
  • 社会難易度:★★★★☆

学習院女子中学校について

学習院女子中等科は東京都新宿区にある完全一貫性の女子高です。
高尚な印象が非常に強いですが、現在では一般的な家庭のお子さんも多く通っています。
卒業生の進学先は学習院大学への内部進学が多いものの、東大や早慶上智など難関大への進学にも安定した実績をあげており、教育の質の高さが伺えます。

 

入試の特長

①単純暗記では歯が立たず、思考力・記述力が求められる(特に算・理)。

②特に算数は応用問題が大半で、途中過程の記述も求められる。

③国語では大半が自由記述であり、記述力が求められる。

科目別の分析

科目別出題形式・タイプ分析

科目 配点 時間 問題数 難易度 記述・要途中式 難問出題率 出題タイプ 合格最低ライン
国語 100点 50分 やや多い やや難 70% 10% - 62%
算数 100点 50分 普通 やや難 80% 20% - 62%
理科 60点 30分 やや多い やや難 75% 20% - 62%
社会 60点 30分 やや多い やや難 25% 15% - 62%

 

出題タイプの解説

  • Aタイプ全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。
  • Bタイプ全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。
  • ABタイプ全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。

科目別出題傾向

科目 出題されやすい単元・形式
国語

●論理的文章(論説文・説明文)

●文学的文章(物語文・随筆分)

●漢字の読み・書き(必ず文章中)

●細部の読み取り、心情・情景の読み取り

●比喩表現の意味

●物語全体の構造

算数

●四則計算

●還元算

●速さ・旅人算

●割合・比

●数の性質、数列・規則性、場合の数

●図形(求積、展開図、切断、回転、点の移動、面積変化)

理科

●物理(電流、浮力が比較的よく出る)

●化学(溶液の性質が頻出)

●生物

●地学(天体が頻出)

●すべて実験や観察をテーマにしているのが特徴

社会

●日本地理

●日本歴史

●政治・経済

●時事問題・環境問題

学習院女子中学校の科目別攻略方法

国語の攻略方法

国語の出題傾向と学習方法

大問が1~2題に、漢字の読み書きが加わった問題構成です。学習院女子の特徴は、解答形式のほとんどが文章記述式になっている点です。そのため、記述対策をしっかりと講じておくことが合格には不可欠になります。また、漢字の読み書きでは、難易度は高くないものの問題数が20問とボリュームがあるため、漢字の練習を毎日行い、穴のないように準備しておくことも必要です。

 

試験で高得点をとるポイント

まずは漢字の読み書きや比較的簡単な記述問題を解き、その後で時間のかかりそうな記述問題に取り掛かることで取りこぼしを減らす。

算数の攻略方法

算数の出題傾向と学習方法

大問数は6題程度ですが、小問数としては15問程度です。しかし、計算問題や応用小問が少なく、大半を応用問題が占めているため、時間的な余裕はさほどありません。そのため、応用問題の出来が合格に直結します。応用問題では、図形分野が頻出で求積、展開図、切断、回転、点の移動、面積変化などあらゆる内容が問われるため、幅広く対策を講じることが不可欠です。図形分野以外では割合と比を絡めた速さの問題が比較的よく問われます。また、学習院女子の特徴としては、途中過程の記述を指示されている点が挙げられます。日々の学習で、しっかりとノートに思考過程を記述する習慣をつけながら学習することが求められています。

 

試験で高得点をとるポイント

計算問題・応用小問をスピーディーにこなし、応用問題にできるだけ多くの時間を費やす。また、応用問題では比較的簡単な(1)から解くことで、取りこぼしを防ぐ工夫も必要。

理科の攻略方法

理科の出題傾向と学習方法

大問数は4題で、全分野から出題されます。特徴としては、すべての問題が実験や観察・観測をテーマに出題されているため、単純知識では歯が立たず、実験結果から物事を考察する科学的思考力が問われている点が挙げられます。そのため、解答形式も記述問題や計算問題の比率が非常に高くなっています。対策としては、実験を題材にした問題を数多く解き、さらに日ごろから身の回りの科学に対して興味を持ち、自分なりに考察するなどして科学的思考力を養うことが必要です。

 

試験で高得点をとるポイント

確実に得点できそうな問題とそうでない問題を素早く見極め、得点できる問題をこなした後で、難しい問題に取り掛かる。

社会の攻略方法

社会の出題傾向と学習方法

地理・歴史・公民の各分野からまんべんなく出題されます。学習院女子の特徴としては、記号選択や語句記入が大半であるものの、単なる知識では太刀打ちできず、「今、日本では何が問題になっているのか」、「世界では何が起こっているのか」といった関心を持っているかを問われる点です。そのため、新聞やニュースなどを自分事として捉え、日々チェックする習慣をつけることが合格に大きくつながります。また、社会問題に対しての記述問題も出題されるため、新聞などで得た情報に対して自分の意見・考えをしっかり持ち、そしてそれを論述する力も問われています。

 

試験で高得点をとるポイント

まず記号選択・語句記入を終わらせ、その後で記述問題に取り掛かる。

対策まとめ

榎本先生

学習院女子中等科攻略のポイントは「思考力」、「身の回りの事柄への関心」、「記述力」です。

すべての科目、特に算・理・社において、単純暗記では歯が立たず、しっかりと自分で考え、考察する「思考力」が要求されます。

そして思考力を支えるものとして、身近な事柄を科学的に考察したり、社会のことを自分事ととらえて思考したりと、「身の回りの事柄への関心」を持つことが必要になります。

また、ほとんどの科目で解答形式が記述形式をとっているので、思考過程を記述することや、自分の言葉で物事を説明する力の有無も合格に直結します。

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