外観

学校名 麻布中学校
共学・別学 男子校
住所 〒106-0046 東京都港区元麻布2丁目3−29
ホームページ

https://www.azabu-jh.ed.jp/

総合難易度:★★★★★

  • 算数難易度:★★★★☆
  • 国語難易度:★★★★★
  • 理科難易度:★★★★☆
  • 社会難易度:★★★★★

麻布中学校について

麻布中は、開成、武蔵とともに男子御三家のひとつであり、校則が全くないなど自由闊達な校風が特徴です。 入試問題では記述問題の量が特筆すべき点であり、国語・社会・理科で圧倒的な記述力を必要とします。 社会と理科では、長い問題文の中に解答の手がかりが隠されているものもあり、注意深さ・読解力が必要になります。 日常の出来事から真実を読み取る分析力・観察力、考えや筋道を要求される表現力が、ほとんどの問題で問われます。 算数は発想力を大いに問われ、同時に論理的思考力も求められます。 途中式でも部分点が与えられ反面、答えに至る過程をしっかり表現できていないと、大きく減点されます。

 

入試の特長

①記述が大変多く、分析力、観察力、表現力が問われます。

②国語は、物語文一題で、心情変化が問われます。

③算数は、きちんと地道な作業と正確な解法知識が求められています。

科目別の分析

科目別出題形式・タイプ分析

科目 配点 時間 問題数 難易度 記述・要途中式 難問出題率 出題タイプ
国語 60点 60分 やや多い 85% 25% B
算数 60点 60分 やや多い やや難 83% 25% B
理科 40点 50分 多い やや難 35% 20% B
社会 40点 50分 やや多い 70% 25% B

 

出題タイプの解説

  • Aタイプ全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。
  • Bタイプ全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。
  • ABタイプ全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。

科目別出題傾向

科目 出題されやすい単元・形式
国語

●物語文

●漢字の書き取り(必ず文章中)

●細部の読み取り、心情・情景の読み取り

●比喩表現の意味

●物語全体の構造

算数

●数の性質、数列・規則性

●平面図形、立体図形

●論理・推理、集合

●速さ・旅人算

●場合の数

理科

●物理

●化学

●生物

●地学(1題ずつ出題、配点はそれぞれ同じ)

社会

テーマに基づく総合問題

●地理

●歴史

●公民

●時事問題

麻布中学校の科目別攻略方法

国語の攻略方法

国語の出題傾向と学習方法

物語文長文一題です。漢字は文章中で出題されます。
行数指定の記述(1行~5行)が多いですが、選択肢の問題も出題されます。
選択肢は、文章の中から読み取れるものを選ぶことを普段から学ぶようにするとできるようになります。
心情を表すのに、どのような言葉、言い回しを使っているか、普段から文章を読むときに心がけると物語文の心情変化が捉えられます。条件が与えられた記述もありますので、問題文をしっかり把握して解く習慣を付けましょう。
文字数指定でなく、行数指定なので、解答用紙にも慣れるようにしてください。

 

試験で高得点をとるポイント

まず、登場人物、場面、状況、心情等々に気を付けながら、手早く文章を読みましょう。
漢字は素早く、その後も問題番号に沿って解き、文章を把握していきましょう。後半の記述は、その流れで文章を読んでいくと書けるはずです。
記述問題が多いので、時間配分にも気を付けて解いてください。

算数の攻略方法

算数の出題傾向と学習方法

平面図形、速さ・旅人算、推理・論理、規則性等を中心に出題されています。中学受験でよく出題される王道の問題をまずはしっかり解ける力を付けて下さい。
その上で、その知識を使って粘り強く、地道に解いていける力、さらに、与えられた条件のもと、論理的に考えながら解いていく力を身に付けましょう。途中式や考え方を第三者に分かってもらえるような答案づくりも、普段から心がけて下さい。

 

試験で高得点をとるポイント

大問5~6問で60分の時間です。(1)は比較的解きやすい問題が多いので、確実に解くようにしましょう。
(2)以降も答えまでたどり着かなくても、部分点がもらえるように、考え方、途中式を必ず書くようにしてください。
時間配分を考えながら、なかなか解ききれない場合は、次の大問に取り組む問題の見極めも大事です。

理科の攻略方法

理科の出題傾向と学習方法

大問4問、それぞれのテーマに関連して出題されます。問題文が長い、字数が多いのが特徴です。なので、必然的に読解力が要求されます。
問題文を読み、与えられた図、表、グラフを読み取り、学んだ知識を基に解いていけるようにならなければなりません。
そのためには、何よりも基礎の定着をはかり、過去問に数多くあたりましょう。時事がらみの内容もテーマになることも多いので、時事関連の問題も学習してください。

 

試験で高得点をとるポイント

問題量は多めなので、時間に気を付けながら素早く解いていってください。
文章を読むと解ける問題もあるので、見慣れない問題でも焦らずにリード文・問題文を読み込んで取り組んでください。

社会の攻略方法

社会の出題傾向と学習方法

分野を超えた総合問題です。長文のリード文を読む読解力が必要です。
また問題文で問われていることに答えるにも、例えば、歴史であればこの時代には、こういう状況だったので、という知識が無いと正解がでてきません。基本的な知識を流れの中で、理解しながら覚えるという学びを心がけてください。自分の考えることを聞かれる問題も出題されますので、普段から社会の様々な問題に関して、意見を持ち、それを言葉で表現できるようにしてください。

 

試験で高得点をとるポイント

リード文も長く、問われている内容も難しいものが多いので、時間配分に気を付けて下さい。
最初に、リード文のテーマをつかんだら、最初の方の問を見ながら、文章を読んでいくのも一つのやり方です。
過去問で慣れて、自分なりの解きやすいやり方で取り組んでください。
比較的解きやすい問題はできるだけ手早く、自分の意見を入れた長めの記述等に時間を取れるようにしましょう。

対策まとめ

榎本先生

麻布中の攻略ポイントは「圧倒的な記述力」、「ハイレベルな思考力・分析力」です。

記述問題の量が特筆すべき点であり、特に国語・社会・理科で圧倒的な記述力を必要とするため、記述問題への対策をしっかりすることが合格には不可欠です。

また、解答時間は多いものの問題中の情報量も多いため、聞かれていることを正確につかむ能力が要求されます。日頃の学習では、どのポイントをどう見ることによって、どの答えが導かれるのかを意識してノート作りを行うとよいです。

お子さま一人ひとりに合った対策を、今から始めましょう

100人いれば100通りの受験。中学受験の対策は、お子さま一人ひとりで大きく変わります。

まずは現在の学習状況や目標を把握し、限られた時間の中でベストな方法をご提案いたします。

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