外観

学校名 海城中学校
共学・別学 男子校
住所 〒169-0072 東京都新宿区大久保3丁目6−1
ホームページ

https://www.kaijo.ed.jp/

総合難易度:★★★★☆

  • 算数難易度:★★★★☆
  • 国語難易度:★★★★☆
  • 理科難易度:★★★★★
  • 社会難易度:★★★★★

海城中学校について

海城中学校は、完全中高一貫の男子校で、現代社会に適応できる生徒の育成に力をいれています。
2022年に完成した理科4科の実験室を備えた「教材校舎」と言われているサイエンスセンターが好評で、質の高い理科の授業が行われています。
トップレベル校の中では数少ない2回の入試を行う学校です。

入試の特長

①どの科目も高い思考力を問われます。

②算数は難易度順になっていないので、取捨選択がカギとなります。

③社会は応用力が問われる問題で、長文記述が特徴的です。

 

入試概要

海城中学校の入試概要について、募集要項と選考方法、入試日程と試験科目、偏差値と倍率など、合格のために知っておくべき情報を詳しく解説します。正確な最新情報は必ず学校公式ウェブサイトをご確認ください。

 

入学試験日

第1回 2026年2月1日(日)

第2回 2026年2月3日(火)

 

入試の受験者数と倍率

  定員数 受験者数 合格者数 実倍率
2025年度

①145

②145

①509

②1021

①171

②351

①3.0

②2.9

 

科目別の分析

科目別出題形式・タイプ分析

科目 配点 時間 問題数 難易度 記述・要途中式 難問出題率 出題タイプ
国語 120点 50分 普通 やや難 30% 20% B
算数 120点 50分 普通 やや難 0% 15% AB
理科 80点 45分 普通 難しい 25% 20% B
社会 80点 45分 少ない 難しい 50% 30% B

 

出題タイプの解説

  • Aタイプ全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。
  • Bタイプ全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。
  • ABタイプ全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。

科目別出題傾向

科目 出題されやすい単元・形式
国語

●物語文・随筆文

●説明文・論説文

●漢字の書き取り

算数

●計算

●場合の数

●速さ

●平面図形

●立体図形

理科

●植物・動物

●天体

●地層

●力のつりあい

●燃焼

社会

●総合問題

●長文記述問題

海城中学校の科目別攻略方法

国語の攻略方法

国語の出題傾向と学習方法

説明・論説文と小説・物語文の2題の長文が出題されます。漢字は文章の中で出題されています。語彙は近年は単独では出題されていませんが、文章を読みとり、選択肢を選び、記述をするためにも、語彙力を身に付けておきましょう。選択肢の文も長めで、記述も80~120字ぐらいの内容なので、長文の読み方、選択肢の選び方、記述の書き方など高いレベルまで力を付けてください。

 

 

試験で高得点をとるポイント

50分で2つの長文を読み、問いに答え、100字前後の記述をしないといけないので、時間配分に気を付けましょう。
2つの文章のうち、解きやすそうな方から取り掛かりましょう。
長めの記述なので、採点のポイントをいくつか押さえないといけません。要点をしっかり捉えて書いてください。

算数の攻略方法

算数の出題傾向と学習方法

計算、応用小問5題ぐらいの問1と応用問題5題の大問6題の出題です。
しっかりとした基礎力を付けたうえで、思考力系の応用問題まで学習しておきましょう。
分からない問題もすぐにあきらめずに、推理したり、試行錯誤して考えることを普段の学習から心がけてください。
特に立体図形、場合の数、速さ、平面図形は頻出なので、答えへの導き方を確認しながら演習をしっかりしてください。

 

 

試験で高得点をとるポイント

大問1を素早く解答し、大問2以降は(1)は必ず解きましょう。
時間配分を考えて、(2)以降あまり時間がかかりすぎる時は、一旦飛ばして次の問題に取り掛かってください。
途中式の記入欄がなく、答えだけなので、計算スペースでの計算や書き写しミスのないよう気を付けましょう。

理科の攻略方法

理科の出題傾向と学習方法

生物・化学・地学・物理の4分野から1問ずつ出題されています。計算問題も含め、基礎知識をしっかりと身に付けてください。その上で過去問で充分に練習を積み、新しいタイプの問題や記述問題などをはじめとした出題パターンに充分に慣れることが重要です。特に初めて目にするような問題に対する対応力をつけておくことが入試問題の得点力アップには不可欠です。
全く聞いたことがないことを、問題文を読む中で、類推し、答えを導き出す練習をしていく、問題文が長いほど、難しそうに見えるが、実は解きやすいものが多く、その実感がもてるまで徹底的にさかのぼって過去問をやっていきましょう。

 

 

試験で高得点をとるポイント

知識で解ける問題は手早く解き、思考力を要する問題や計算問題、記述問題も解き易い問題からできるだけ多く解答していきましょう。
問われている内容をしっかりおさえ、与えられた条件、数字、図、グラフ、表、地形図などの資料から分かることを確認して、落ち着いて順序だてて考えながら解いてください。

社会の攻略方法

社会の出題傾向と学習方法

総合問題1題という他ではあまり見られない出題形式です。あるテーマをもとに様々な観点から出題されるので、総合力が必要です。
知識を身に付けるときも、地理なら白地図と、歴史なら年表と絡めて理解していくことが大事になります。日頃のニュースを見る時でも公民の知識を踏まえて考えてみるということをしてみてください。国内、国際の社会問題などさまざまなアプローチがされます。
長いリード文、図・表、グラフ、写真などの資料から深く読み取れる力も必要です。長い記述に対応できるように、過去問に取り組むことが必要ですが、1人では大変かもしれません。家庭教師の先生の力を借りましょう。

 

試験で高得点をとるポイント

知識で解ける問題を半分ぐらいの時間で解いてください。
記述問題を残りの半分ぐらいでまとめるのを心がけてください。記述は求められている文字数に応じて、書くポイントの数も変わってきます。
聞かれている内容に即することを、資料からしっかり読み取り言葉に表してください。

対策まとめ

榎本先生

海城中攻略のポイントは「ハイレベルな読解力」、「思考力」、「総合力」です。

国語だけでなく社会でも長文記述が求められ、理科のリード文も長いのでとにかく国語力、読解力が大事になります。

算数はもちろんのこと、他の科目でも持っている知識を使って考えて解く問題が出題されています。

理科では中学受験生がはじめて見るような問題が出題されるので、発想力や自分の考えを瞬時に文章化する力が求められます。

総合力を身に付けて過去問を解き、当日に合格点を取れる力を付けられるようにアクセスの先生と一緒に頑張りましょう!

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