
総合難易度:★★★★☆
算数難易度:★★★★☆
国語難易度:★★★☆☆
理科難易度:★★★★☆
社会難易度:★★★☆☆
算数難易度:★★★★☆
国語難易度:★★★☆☆
理科難易度:★★★★☆
社会難易度:★★★☆☆
攻玉社中は、品川区にある男子校で、約150年の歴史を持つ伝統校でもあります。
算数・理科が国語・社会と比べて比較的難易度が高い傾向にあり、難問はほとんどないものの解答に時間のかかるものが多いです。
算数・国語の配点は理科・社会の2倍です。
近年、社会では120~140字の長文記述があります。

①国語・社会に比べて、算数・理科の難易度が高い。
②記述問題は非常に少ない。
③マニアックな問題が出題されることもある(特に理科)。

科目 | 配点 | 時間 | 問題数 | 難易度 | 記述・要途中式 | 難問出題率 | 出題タイプ | 合格最低ライン |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国語 | 100点 | 50分 | やや多い | 難 | 15% | 5% | A | 60% |
算数 | 100点 | 50分 | 普通 | 難 | 0% | 20% | AB | 50% |
理科 | 50点 | 40分 | やや多い | 難 | 0% | 15% | AB | 60% |
社会 | 50点 | 40分 | 普通 | やや難 | 0% | 5% | A | 65% |
A タイプ |
全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。 | B タイプ |
全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。 | AB タイプ |
全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。 |
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科目 | 出題されやすい単元・形式 |
---|---|
国語 | ●説明・論説文(内容・大意・要旨の読み取り) ●小説・物語文(心情の読み取り) ●漢字の読み書き、ことばの知識 ●文法・敬語 ●長文は分量が長い傾向にある。 |
算数 | ●計算 ●数の性質、場合の数 ●還元算 ●旅人算 ●平面図形・立体図形 |
理科 | ●動物、植物、人体 ●水溶液、物質と変化 ●運動とエネルギー ●天体 ●岩石 ●計算問題が多い傾向にある。 |
社会 | ●日本地理総合 ●歴史総合 ●戦争の歴史 ●出題形式は地理総合、歴史総合の形をとることがほとんどである。 |

科目 | 学習すべき内容・学習方法 | 試験での得点方法 |
---|---|---|
国語 | 長文の長さがかなり長いので、長い文章を早く正確に読み取る練習が必要。長文問題では内容の読み取りや心情の読み取りに加え、語句の意味を答えさせる問題が必ずといってよいほど出されるので、外来語を含め語句の意味をよく暗記しておくことが重要。知識問題としては漢字の他に言葉に関する一般常識的な問題も出題されるので日頃から言葉への関心を持つことが大切である。 | まず知識問題を素早く解答し、長文問題は問題文が長いのでひと通り読んだ後は設問に関係のある箇所だけ再度重点的に読むなど時間をかけずに効率よく解くことが重要。 |
算数 | 出題内容が計算、数の性質、場合の数、還元算、旅人算、平面図形・立体図形に絞ることができるので、そこの分野を応用レベルまで徹底的に練習して解けるようにしておくことが合格への最短距離となるであろう。本校の過去問はもちろんのこと、他の同レベル校のこの分野の過去問をピックアップして学習してみることも非常に効果的と思われる。 | 計算と応用小問から解いていき、大問は比較的簡単な(1)をまず解答し、全ての大問の(1)ができてから(2)に移る方が有効なことが多い。 |
理科 | 生物・地学・物理・化学の4分野からバランスよく出題されるので、弱点分野を作らないようにしておくことが重要。特に力や運動・エネルギーの単元は計算問題や思考力を要する問題が多く出題されるため、重点的に対策を行う必要がある。今まであまり出題されていない単元であっても出題される可能性があるので注意が必要。 | 暗記していれば解ける知識問題から手早く解いていき、計算問題は易しいものから着実に得点できるようにしてゆく。 |
社会 | 地理・歴史分野からの出題がかなりのウエートを占めるため、地理と歴史を重点的に学習していくことが効果的である。また、出題形式が総合問題という形をとることがほとんどなので、本校の過去問だけでなく他の学校の入試過去問を含め総合問題を数多く解いて充分に慣れておく必要がある。 | 問題文が長いので、ひと通り問題を読んでから解くと時間がかかってしまうため、読みながら解ける問題はどんどん解いていくことが効果的。 |

攻玉社攻略のポイントは「正確性」、「基礎力」、「特有問題への対策」。
長い文章での出題があるため、一読だけで正確に趣旨をつかむ必要があります。
また、オーソドックスな問題をきちんと解くことのできる基礎力・応用力が求められます。
理科では、年度によっては攻玉社特有のマニアックな問題が出題されることもあるので、過去問を利用して対策を講じることが合格に大きく影響します。