外観

学校名 立教女学院中学校
共学・別学 女子校
住所 〒168-8616 東京都杉並区久我山4丁目29−60 中学校
ホームページ

https://hs.rikkyojogakuin.ac.jp/

総合難易度:★★★☆☆

  • 算数難易度:★★★☆☆
  • 国語難易度:★★★★☆
  • 理科難易度:★★★☆☆
  • 社会難易度:★★★☆☆

立教女学院中学校について

立教女学院中は東京都杉並区にある中高一貫の女子高で、キリスト教の思想に基づいた女子教育が行われています。
立教大学を運営する学校法人立教学院とは別法人ではあるものの姉妹校であり、一定要件を満たした希望者全員が立教大学へ内部推薦進学することができます。
また、東京大や東工大、公立大医学部、私大医学部、海外大学などさまざまな大学への進学者がおり、他大学への進学実績も好調です。

 

入試の特長

①合格最低点が比較的高いため、高得点勝負になる。

②難度を見極める力が問われる。

③読解力、正確性も問われる。

科目別の分析

科目別出題形式・タイプ分析

科目 配点 時間 問題数 難易度 記述・要途中式 要思考力問題率 難問出題率 出題タイプ 合格最低ライン
国語 90点 45分 やや多 やや難 40% 15% 10% A 65%
算数 90点 45分 標準 やや難 0% 30% 10% A 65%
理科 60点 30分 多い 5% 20% 5% A 65%
社会 60点 30分 標準 標準 15% 15% 5% A 65%

 

出題タイプの解説

  • Aタイプ全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。
  • Bタイプ全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。
  • ABタイプ全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。

科目別出題傾向

科目 出題されやすい単元・形式
国語

●小説・物語文

●論説文・説明文・随筆

●漢字の読み書き

●ことわざ・慣用句・四字熟語

●ことばの決まり

算数

●四則計算

●還元算

●約束記号

●概数

●比(比例式、連比)

●百分率・歩合

●平面図形・立体図形(回転、展開、投影)

理科

●水溶液の性質、気体の性質

●力のつり合い、光、熱

●植物

●天体とその動き

社会

●日本の地理

●世界の地理

●日本の歴史

●時事問題

立教女学院中学校の科目別攻略方法

国語の攻略方法

国語の出題傾向と学習方法

読解問題からなる大問2題の構成で、小説・物語文から1題、論説文・説明文・随筆から1題出題される。
読解問題の文章量が多いので、日ごろから本を積極的に読むなどして、長文でも集中しながらスピーディーに読める力を身に付けておきたい。
また、記述問題(しかも字数制限がなく、解答欄が広めのもの)が多いため、記述問題対策も必要不可欠になるが、記述問題では心理・心情を問う問題や受験生自身の考えを記述させる問題が頻出なので、まずはこの2テーマを中心に演習を積み、記述力を磨きたい。
さらに、本校の合格平均点は非常に高いため、高得点勝負になる。
読解問題と合わせて出題される知識問題(漢字やことわざ・慣用句など)での失点が命取りになるので、知識事項は毎日少しずつ頭に入れる時間を取り、知識漏れを作らないようにしたい。

 

試験で高得点をとるポイント

読解2題の出題なので、一番怖いのは片方の問題に時間を取られることでもう片方の問題が手つかずになってしまうこと。
それを防ぐために、必ず時間配分を決めておくこと(読解15分ずつ+予備時間10分、といったように)。
そして配分時間を過ぎたら、必ず次の問題に進むようにすることで手つかずの問題を作らないようにしたい。

算数の攻略方法

算数の出題傾向と学習方法

大問4題の構成で、小問数は16~20問(減少傾向)となっている。
他の女子高と同様に、計算問題・小問集合の比重が高いので、計算問題・小問集合は抜けもれなく重点的に対策を行う必要がある。
以前はよく出題されていた難度の高い図形問題、近年は見かけないが、また出題される可能性もあり、出題されれば得点差が付きやすいところなので、しっかり解けるようにはしておきたい。
近年、思考力を問われる文章題が出題されています。日ごろの学習において、問題を見たらいきなり解き始めるのではなく、設問をしっかり読み取るようにしてください。問われていることを理解し、与えられているものを分析し、答えを導けるように考える力を養ってください。

 

試験で高得点をとるポイント

まずは計算問題・小問集合を正確かつスピーディーにこなす。
見慣れない問題でも、落ち着いて条件を整理して考えていくと解ける。手を動かそう。

理科の攻略方法

理科の出題傾向と学習方法

大問数は4題で、物理・化学・生物・地学からバランスよく出題される。
小問数で言うと約25題で、これを30分で解くスピード・判断力が求められるため、日ごろから少し負荷のかかる時間制限を設けて問題を解く訓練をしておきたい。
出題分野としては、物理分野では「力のつり合い、光、熱」、化学分野では「気体、水溶液」、生物分野では「植物」、地学分野では「天体」の出題が多いので、まずは上記の分野から重点的に演習をしよう。
ただし、本校の合格者平均点は高く、高得点勝負になるため知識漏れは命取りになる。上記分野から重点的に始めるものの、網羅的に演習することは欠かせない。
また上記以外にも、オリンピックの時期にはスケートやスキーに絡めた出題が出るなど、時事テーマでの出題もあるため、普段から新聞や科学の教養本を読むなどして、科学的な視点を養っておくのも有効である。

 

試験で高得点をとるポイント

問題数が多いので、早く解ける問題からどんどん手際よく解いてゆく。
合格平均点が高いため、「空欄を作らないこと」、「ミスには気を付けること」の2点が非常に重要になってくる。

社会の攻略方法

社会の出題傾向と学習方法

大問数は3~5題で、地理・歴史・公民からバランスよく出題される。
小問数でいうと約25題で、解答形式としては記述は少なく、記号選択と適語記入がほとんどだが、その代わり幅広い知識、細かい知識を問われる。
出題分野としては、地理では世界地理、歴史では時代間の関係性(どのように時代が流れたのか)、公民では時事的な内容と絡めて公民の知識を問う問題が多い。
また、グラフや地図なども頻出なので、資料集などをしっかりと読み込んでおきたい。
難度は安定せず、年度によってバラバラなので、問題を見た時に難度を見分ける力も必要になってくる。

 

試験で高得点をとるポイント

理科同様に比較的問題数が多いので、素早く解ける問題から手際よく解いていくこと。

対策まとめ

榎本先生

立教女学院中合格に必要なのは、「難度を見極める力」、「読解力」、「正確性」の3つです。

まず、各科目(特に算数・社会)で難度が年度によって大きく異なり、なおかつ合格最低点が比較的高いため、問題を見た瞬間に「難度を見極める力」が必要で、難問で時間を浪費せず、解答できる問題で的確に得点していくことが必要です。

また、国語・理科では長文の問題が出題されることが多く、社会ではグラフや地図、資料などを読み解く問題が多いため、「読解力」が合格のためのポイントとして挙げられるでしょう。

最後に、前述のとおり合格最低点が高いため、ミスをすることなく着実に得点をしていく「正確性」も同時に必要になってきます。

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