学校名 | 芝中学校 |
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共学・別学 | 男子校 |
住所 | 〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目5−37 |
ホームページ |
総合難易度:★★★★☆
- 算数難易度:★★★☆☆
- 国語難易度:★★★☆☆
- 理科難易度:★★★★☆
- 社会難易度:★★★★☆
芝中学校について
芝中学校は、校訓「遵法自治」の下に自由で大らかな校風が特徴の完全中高一貫校です。80%以上の生徒がクラブに所属していて、勉強との両立を図っています。入学試験対策は、日々の学習で基礎を着実に固めるとともに、深い表現力や思考力も養っていく必要があります。
入試の特長
①算数は複雑な計算問題のほか、広い範囲から出題される。
②国語はすべて記述問題である。
③理科は、実験・観察に関する問題が出題される。
科目別の分析
科目別出題形式・タイプ分析
科目 | 配点 | 時間 | 問題数 | 難易度 | 記述・要途中式 | 難問出題率 | 出題タイプ | 合格最低ライン |
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国語 | 100点 | 50分 | 標準 | 標準 | 100% | 10% | AB | 75% |
算数 | 100点 | 50分 | 標準 | 標準 | 0% | 10% | AB | 65% |
理科 | 75点 | 40分 | 標準 | やや難 | 5% | 15% | AB | 65% |
社会 | 75点 | 40分 | やや多 | やや難 | 15% | 10% | AB | 65% |
出題タイプの解説
- Aタイプ全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。
- Bタイプ全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。
- ABタイプ全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。
科目別出題傾向
科目 | 出題されやすい単元・形式 |
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国語 |
●説明・論説文 ●小説・物語文 ●漢字の読み書き ●記述式問題 |
算数 |
●計算、還元算 ●統計・グラフ ●旅人算 ●場合の数 ●平面・立体図形 |
理科 |
●植物のしくみと成長 ●物質と変化の総合問題 ●力のつりあい ●電気 ●天体とその動き |
社会 |
●日本地理総合 ●日本歴史総合 ●政治総合 ●時事問題 |
芝中学校の科目別攻略方法
国語の攻略方法
国語の出題傾向と学習方法
大問4題の構成で、論説・説明文1題、小説・物語文1題、漢字問題が2題という内容となっている。 漢字の問題は10問出題され、合計点の2割を占めている。
漢字練習帳や言葉の知識などの日々の学習に力を入るとともに、辞書を調べる習慣を身に付けて語彙を増やしていくことが望ましい。 解答形式はすべて記述式。出題文章は、読みやすい内容だが、設問は要旨の把握など本格的な内容も含まれてきているため、読解力とともに表現力(作文力)をつけるための対策を、早い段階から行っていくことが不可欠である。
試験で高得点をとるポイント
合計点の2割を占める漢字問題は、確実に得点する必要がある。
記述問題は、時間配分に注意し、空欄をつくらずに時間内にできるだけ多く回答していくことが必須である。部分点を取っていくことも重要である。
算数の攻略方法
算数の出題傾向と学習方法
大問数は9~10題ほど、総小問数は15問程度となっている。
解答は答えのみの記入であり、途中式の記入はない。 難問・奇問はなく標準的な問題が多いが、広い範囲から出題される傾向がある。 もちろん満点を取る必要はなく、65%を得点することを目指せばよいので、時間内に10 問以上を正答することを心がけてほしい。 例年、計算問題が2題出されるが、やや複雑で入り組んだ問題となっている。計算を正確に速く解く訓練を、早い段階から行っていく必要がある。
応用問題ではグラフを使った問題などが毎年出題されているため、これらの頻出問題を重点的に学習し、十分に対応できる力をつけておくことが重要である。
試験で高得点をとるポイント
解答は答えのみの記入であり、途中式の記入はないため、計算ミスには気をつけなければならない。
小問に分かれている大問は、解ける小問だけ解いて次に進んだり、必ずしも前から順番に解き進めるのではなく解ける問題を取捨選択していくことが重要である。
理科の攻略方法
理科の出題傾向と学習方法
大問5題程度の出題となっている。問題文の量は多いので、速読して問題の内容を素早く把握できる力を養うことが必要である。 実験・観察を中心にした問題が多いので、似たタイプの問題に慣れておくとともに、なぜそのような実験結果になったのか、実験の過程と結果についての深い理解が求められる。
試験で高得点をとるポイント
問題文の量が多いため、時間配分に注意し、大問のなかの解ける小問をどんどん解き進めることを心がけてほしい。
社会の攻略方法
社会の出題傾向と学習方法
大問4題、小問30~40問で、やや多めの出題となっている。出題範囲は、すべての範囲から出題されているが、やや政治・時事問題の割合が高いので、重視して対応していく必要がある。 記述問題は、作者が何を言いたいのかを聞いているケースで、自分の考えを書かないように注意が必要である。日ごろからただ暗記するだけではなく、特に統計資料や政治・時事問題に関する問題に関しては、理解しながら学習を進めていくことが求められる。
試験で高得点をとるポイント
基本的な問題で取りこぼしのないようにしなければならない。 記述問題は十分に練習を積み、高得点を狙いたい。
対策まとめ
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芝中攻略のポイントは、「計算力」「表現力」「思考力」です。
各教科ともに、理解しながら基礎を固めていくことが重要となります。日々の計算、漢字、語句の練習を積み重ねつつ、丸暗記ではなく思考力を養いながら学習を進めましょう。
また、国語、社会では、記述問題への対策が鍵となります。できるだけ早い段階から記述式の問題を解く練習を積み、表現力と思考力を磨いていかなければなりません。