学校名 | 雙葉中学校 |
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共学・別学 | 女子校 |
住所 | 〒102-0085 東京都千代田区六番町14−1 |
ホームページ |
総合難易度:★★★★☆
- 算数難易度:★★★★☆
- 国語難易度:★★★★☆
- 理科難易度:★★★★☆
- 社会難易度:★★★☆☆
雙葉中学校について
雙葉中学校は東京都千代田区にある女子校で、桜蔭、女子学院とともに中学受験における「女子御三家」です。
カトリックの精神にもとづき、一人一人を大切にする人間教育・全人教育を行い、自ら考え、自ら判断して行動し、その結果に責任を持つことのできる人間の育成を目指しています。
入試の特長
①算数は基礎的な力に加えて、どこまで応用力を発揮できるかを試す問が多い。
②国語は字数制限のない記述問題が多い。
③理科は、実験・観察の経過をよく把握し図やグラフの正確な読み取りが求められる。
科目別の分析
科目別出題形式・タイプ分析
科目 | 配点 | 時間 | 問題数 | 難易度 | 記述・要途中式 | 難問出題率 | 出題タイプ | 合格最低ライン |
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国語 | 100点 | 50分 | やや多 | やや難 | 100% | 25% | AB | 65% |
算数 | 100点 | 50分 | 普通 | やや難 | 100% | 20% | AB | 65% |
理科 | 50点 | 30分 | 普通 | やや難 | 20% | 25% | B | 65% |
社会 | 100点 | 30分 | 普通 | 普通 | 10% | 5% | AB | 65% |
出題タイプの解説
- Aタイプ全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。
- Bタイプ全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。
- ABタイプ全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。
科目別出題傾向
科目 | 出題されやすい単元・形式 |
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国語 |
●説明・論説文 ●小説・物語文 ●随筆 ●漢字の読み書き ●記述式問題 |
算数 |
●立体の展開図・切断 ●相似の利用 ●図形上の点の移動 ●比と割合、数の性質 ●特殊算 |
理科 |
●植物のしくみと成長 ●動物総合 ●生物と環境の総合問題 ●物質と変化総合 ●電気 ●天体とその動き |
社会 |
●日本地理総合 ●日本歴史総合 ●政治総合 ●日本国憲法 ●時事問題 |
雙葉中学校の科目別攻略方法
国語の攻略方法
国語の出題傾向と学習方法
大問数は3~5問程度、そのうち読解問題は1~2題で、物語・小説と論説・説明文が中心であるが、近年は随筆も出題されている。
字数制限のない記述式の問が多いところが特徴である。また、100字程度で意見を書かせる問題もある。
問の解答が漠然とイメージできたとしても、それを十分に表現できなければ得点にならない。できるだけ早期に、短時間に多くの文字数を的確な表現で記述する練習をすることが不可欠である。加えて、表現力を下支えする高度な語彙力の習得が求められる。
試験で高得点をとるポイント
制限時間内に大量の記述問題をこなさなければならないため、解答には即断即決が求められる。
時間がかかりそうな問題は後回しにして解き進めるが、字数の多い記述は必ず解答しなければならない。
算数の攻略方法
算数の出題傾向と学習方法
大問数は6題前後となっている。
雙葉中の算数に求められている力と言えば、「緻密な計算処理能力」「忍耐強い作業力」「知識を活用できる応用力」である。複雑で手間のかかる計算処理をめげずに解き抜く作業力、忍耐力、また基礎力のうえに立った応用力が必要となる。
解答用紙がなく、全問題において問題用紙の解答スペースに、途中の式や計算過程、答えの数字を書き込む形式になっているため、もしミスがあった場合でも部分点が期待できる。そのため、普段から考え方の過程を記述する練習を積むことが重要となってくる。
試験で高得点をとるポイント
計算ミスには細心の注意を払い、考え方の過程を手際よく記述していくことが求められる。一見難しそうな問題でも、重要な情報にアンダーラインを引き、問題のポイントを整理すれば容易に解ける問も少なくない。
理科の攻略方法
理科の出題傾向と学習方法
大問3~4題程度の出題となっている。近年は計算問題や記述問題が増加傾向にある。
実験・観察の経過を詳しく示された問題が多いので、なぜそのような実験結果になったのか、実験の過程と結果について、図やグラフから正確に読み取る力が求められる。
また、発展的な新しい傾向の未習の問題がよく出題されているので、理科的な思考力を日々磨くとともに、新傾向の問題に慣れておく必要がある。
試験で高得点をとるポイント
説明文が長く、設問数も多いため、時間配分に注意したい。やさしい問や確実に取れる問をどんどん解き進めることを心がけてほしい。
社会の攻略方法
社会の出題傾向と学習方法
大問2~4題、小問20~30問。出題範囲は、すべての範囲から出題されているが、やや日本地理・歴史の問題の割合が高いので、重視して対応していく必要がある。
説明文や統計資料、データを読ませてから設問に答えさせる形式のため、読解力がないとミスをする可能性がある。日ごろから暗記だけではなく、特に統計資料に関する問題に関しては、総合的な理解を図りながら学習を進めていくことが必要である。
試験で高得点をとるポイント
例年出題形式は大きく変わっておらず基本的な問も多いので、取りこぼしのないようにしなければならない。また、統計資料やデータの内容を素早く把握する処理能力の高さが求められる。
対策まとめ
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雙葉中攻略のポイントは、「読解力」「記述力」「表現力」。
まず、総合的な国語力の向上が不可欠となります。読解力はもとより、記述力、表現力、語彙力に日々磨きをかけることが重要です。
また、各単元を学習する際には、単なる解き方の暗記にとどまらず、解き方の理由や発展的な内容までを総合的に習得していくことが合格への鍵となります。