外観

学校名 神奈川大学附属中学校
共学・別学 共学校
住所 〒226-0014 神奈川県横浜市緑区台村町800
ホームページ

https://www.fhs.kanagawa-u.ac.jp/

総合難易度:★★★☆☆

  • 算数難易度:★★★★☆
  • 国語難易度:★★★☆☆
  • 理科難易度:★★★★☆
  • 社会難易度:★★★☆☆

神奈川大学付属中学校について

神奈川大学附属中は神奈川県の共学校です。
その名のとおり神奈川大学の附属校ですが、附属大へ進学は非常に少なく、卒業生の半数近くが国公立大・早慶上智理科大・MARCH(明治・青山・立教・中央・法政)に進学する進学校です。
入試問題は難易度としては標準的な内容ですが、問題量が多いため、素早く問題を処理する力が問われます。 また、算数では40点での足切りがあるため、40点以上を確実に取れるように訓練しておく必要があります。

 

入試の特長

①全体的に標準的なレベルだが、問題数が非常に多い。

②算数は40点足切り、社会では漢字指定がある。

③理科は実験や観察をもとにした問題が多い。

科目別の分析

科目別出題形式・タイプ分析

科目 配点 時間 問題数 難易度 記述・要途中式 難問出題率 出題タイプ 合格最低ライン
国語 100点 50分 普通 普通 15% 5% A 60%
算数 100点 50分 普通 やや難 0% 15% AB 65%
理科 100点 40分 多い やや難 8% 5% A 60%
社会 100点 40分 やや多い 普通 5% 5% A 65%

 

出題タイプの解説

  • Aタイプ全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。
  • Bタイプ全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。
  • ABタイプ全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。

科目別出題傾向

科目 出題されやすい単元・形式
国語

●漢字

●説明文 段落の役割 指示語、接続語と関連した問題

●物語文 語句の知識  50字程度の記述

算数

●四則演算

●平面図形・立体図形・割合・速さ

●量と測定

●数量関係

理科

●物理(25%)…電流、力のつりあい

●化学(25%)…水溶液の性質、中和、気体の発生、燃焼)

●生物(25%)…植物、動物、人体

●地学(25%)…気象、天体、岩石・地層

社会

●地理(30%)テーマを切り口にしたリード文

●歴史(40%)テーマ史

●政治・経済

●総合(30%)時事問題、政治など現代社会や環境問題)

神奈川大学付属中学校の科目別攻略方法

国語の攻略方法

国語の出題傾向と学習方法

漢字の書き取り、説明文、物語文という構成である。分野でいえば、説明文が、出題形式でいえば50字程度の記述が合否を分けると言って過言ではない。説明文の読解がやや難しく、ちくまプリマーブックスや岩波ジュニア新書あたりを難なく読めると苦戦は免れるだろう。 また物語文では、予定調和とも言える問題もある。主人公の成長を促す厳しい肉親や教師が登場するような文章が題材に選ばれやすい。

 

試験で高得点をとるポイント

語彙力を駆使し、記述の文末表現にこだわる。50字程度の記述は、反対から考えるなどのテクニックが通用しやすい。あきらめずに、すこしでもいいから書こうとすることで、合格点まで達するだろう。

算数の攻略方法

算数の出題傾向と学習方法

広く浅く、全体的に基本~標準問題を繰り返し解く。もちろん、計算力も標準以上のレベルまで引き上げたい。図形・速さ・割合が頻出なところも典型的な入試問題と言えるゆえんである。基本的な、図形・速さ・割合の性質を早めにおさえておくようにしよう(6年の夏休みまでにこれができれば合格が見えてくる)。模擬試験の50%問題30%問題の丁寧な復習が重要。最終問題は、思考力問題の良問が出されることが多いが、これにとらわれ過ぎるのは得策ではない。

 

試験で高得点をとるポイント

1問5点という配点からして、典型的な入試試験である。
ただ、最終問題以外で、2の小問集にやや難しい問題が入っているケースがよくある。簡単な問題から、しっかり得点を重ねることが肝腎。

理科の攻略方法

理科の出題傾向と学習方法

実験や観察をもとにした問題が多い。受験用の教科書・テキスト・問題集をくまなく見るようにして、ポイントをノートにまとめたい。また短めの記述があるので、直前期に一度まとめて対策するとよい。物理・化学は他校同様点差がつきやすいが、同校の出題は極めて基本的である。日頃から、理科の計算問題のパターンを修得しながら、苦手をつくらないように進めることが重要である。

 

試験で高得点をとるポイント

基本的な問題が多いので、一問一問とっていく。対策がうまくいっていれば、物理・化学の分野で満点も狙える。作図では、プロットと線をそれぞれしっかり描き込もう。

社会の攻略方法

社会の出題傾向と学習方法

漢字指定が多いので、重要な地名や歴史的事項、人物名などは日頃から漢字で覚えることを心がけたい。とにかくまんべんなく出題されるので、まんべんなく学習すること。気が抜ける時期はないが、6年の夏休みのカリキュラムは、ほとんど地理・歴史・現代社会を網羅するように組まれるので、この時期にどれだけできるようになるかがカギである。夏の終わりには過去問もはじめられるとよいだろう。

 

試験で高得点をとるポイント

読解に時間がかからないよううまく時間配分すること。選択肢問題が多いが、問いが何を聞いているのかをしっかり見極めよう。得意な単元から手をつけるといいだろう。

科目別類似問題傾向の学校

科目 問題傾向が似ている学校
国語

筑波大付属中、栄東中、昭和秀英中、森村学園中等部

算数

帝京大学中、西部学園文理中、大学松戸中

理科

学芸大付属竹早中、東京電機大中、清泉女学院中

社会

穎名館中、青山学院中等部、早稲田中、市川中

対策まとめ

榎本先生

神奈川大学附属中の攻略ポイントは「標準レベルの反復演習」、「素早い処理スピード」、「暗記はまんべんなく」の3つである。

問題の難易度は標準的なものが多いので、模試などで正答率が50%の問題、30%の問題をしっかりと習得することが必要である。

また、難易度は標準的ではあるが問題数が多いため、同じ問題を何度も反復演習することで、問題を見たらすぐに解き方の方針が分かるように訓練しておきたい。

さらに、社会に関しては地理・歴史・公民からまんべんなく出題されるので、苦手分野を手抜きすることなく、全体的にしっかりと暗記することが必要である。

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