外観

学校名 桜蔭中学校
共学・別学 女子校
住所 〒113-0033 東京都文京区本郷1丁目5−25
ホームページ

https://www.oin.ed.jp/

総合難易度:★★★★★

  • 算数難易度:★★★★★
  • 国語難易度:★★★★★
  • 理科難易度:★★★★☆
  • 社会難易度:★★★☆☆

桜蔭中学校について

桜蔭中学校は東京都文京区にある女子校で、女子学院、雙葉とともに中学受験における女子御三家です。
大学進学実績は全国トップを誇り、4人に1人が東大合格を果たしており、早慶上智をはじめとする難関私大への合格者も非常に多い進学校です。

 

入試の特長

①問題数が多いため、素早く解答する力が求められる。

②算数では途中式の記述があり、さらに難易度も高いため、正確さ、スピード、思考力が問われる。

③国語では大半が難易度の高い記述であり、指定文字数も多いため高度な記述力が求められる。

科目別の分析

科目別出題形式・タイプ分析

科目 配点 時間 問題数 難易度 記述・要途中式 難問出題率 出題タイプ 合格最低ライン
国語 100点 50分 非常に多い 80% 40% B 50%
算数 100点 50分 標準 80% 25% B 70%
理科 60点 30分 やや多い やや難 15% 25% AB 75%
社会 60点 30分 標準 標準 15% 10% AB 80%

 

出題タイプの解説

  • Aタイプ全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。
  • Bタイプ全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。
  • ABタイプ全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。

科目別出題傾向

科目 出題されやすい単元・形式
国語

●説明文

●物語文

●解答形式は記述

●漢字の書き取り

算数

●平面図形・立体図形・図形の移動

●速さ

●規則性

●数の性質

●比・割合

●論理・推理・場合の数・数え上げ

理科

●物理(力のつりあい、物体の運動、圧力)

●化学

●生物(天体)

●地学

社会

●地理

●歴史(古代から現代までまんべんなく出る)

●公民・時事問題

桜蔭中学校の科目別攻略方法

国語の攻略方法

国語の出題傾向と学習方法

速読力・記述力をともに高める学習が必要です。また、ボリュームが多いため、解答時間の感覚も身につける必要があります。タイプごとに、どれくらいの時間でできるのか、目標の解答時間と実際に掛かった時間を計って、常に時間感覚を持つことが対策になります。
記述問題は、大半が内容理解を問うものですが、対策としては抽象から具体、具体から抽象への言葉の置き換えを日々練習しておくことが必要です。
類似問題としては、記述の多い男子校(武蔵・麻布・開成・駒場東邦など)で特訓するのがいいですが、これらの中では桜蔭中がもっとも難易度が高いため、上記男子校を解いてもそこで満足しないようにしたいところです。

 

試験で高得点をとるポイント

まず素早く文章を読み、読んだ内容は一回で理解すること。大問は2題あるので、1題あたり約7分程で読みたいところ。また、200~250字記述は、必ず完成させる。抜き出し問題にてこずりそうな場合は、これを飛ばしてでも最後の記述を完成させる必要がある。

算数の攻略方法

算数の出題傾向と学習方法

まず、基本的・典型的な問題を全て完全に理解すること。それが応用問題を解く上での基盤になります。そして、論理的な思考力が非常に求められているので、普段のノート作りから工夫が必要。途中過程をでしっかりとノートに記述し、ほかの人が見てもその論理性が分かるようなノートを作ることで論理的思考力を養いたいところです。対策として解いておきたい他校の過去問は、豊島岡学園、聖光、普連土、立教女学院、穎明館などが挙げられます。

 

試験で高得点をとるポイント

御三家ということで難問だけかと思うが、実際は典型的な問題も少なくない。よってまずはこれを素早く見抜き、しっかりと完答すること。そのうえで、難問に取り組みたい。

理科の攻略方法

理科の出題傾向と学習方法

典型的な基礎知識をまずは確実にものにすることが必要です。そして同校の特徴である実験・観察をもとに考察する問題の対策が必要です。内容としては中学理科の範囲と思われるものが多いですが、誘導文がしっかりと付いているので、読解力も必要とされます。過去問や類似問題を通して、初見の問題でも誘導文を読んで、自分で考えて答える訓練が必要です。

 

試験で高得点をとるポイント

難易度的には、同校を目指して学習したものにとっては難しく感じる問題は少ないですが、初見の思考問題があるため、焦ってしまうのは禁物。落ち着いて速く解くことに集中したい。

社会の攻略方法

社会の出題傾向と学習方法

クセのある問題は少ない。記号ではなく記述の問題が増えており、さらに漢字指定も増えているため、普段からしっかりと漢字で答えを書く習慣をつけることが必要。また、資料問題が多いため、資料集での学習が有効。博物館・資料館などに足を運び、展示されている解説文を読むことも入試に大きく貢献すると思われます。

 

試験で高得点をとるポイント

長文に沿った問題形式だが、一問一答スタイルなので素早くこなしていきたい。答えられない問題問題も中にはあると思うので、そこに一旦飛ばして解き進めていく。

対策まとめ

榎本先生

桜蔭中攻略のポイントは「論理的思考力」、「読解力」です。

算数、国語ではほとんどが記述であるため、頭の中で道筋をしっかりたて、表現する「論理的思考力」が求められます。

理科でも実験結果など元に考える問題が多く、同様に「論理的思考力」が問われています。 また、その論理的思考力を発揮するうえで、「読解力」が必要になってきます。

とくに理科では、中学レベルの初見の問題に誘導文を付ける形で出題されることも少なくないので、その誘導文を読み、それをもとに考えることが求められます。

日常生活の中で様々なものに触れて、自分なりに分析して、論理的に考える、そんな習慣をつけたいところです。

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