
総合難易度:★★★☆☆
算数難易度:★★★☆☆
国語難易度:★★★☆☆
理科難易度:★★★☆☆
算数難易度:★★★☆☆
国語難易度:★★★☆☆
理科難易度:★★★☆☆
芝浦工業大学附属中学校は、豊洲にある芝浦工業大学の附属校です。世界の科学技術を支える人材を育成することを目標に、日本有数の中高大連携理系教育を実施しています。他大学へと進学する人も多く、4割以上の人が国公立・早慶上理等の他大学へ進学しています。平成29年度の入試より4教科受験から国語、算数、理科の3教科受験に変更となりました。

①算数は幅広い範囲から出題され、後ろへ行くほど難易度があがる
②国語は詩が出題される
③理科は設問数が多く、長い記述問題も出題される

科目 | 配点 | 時間 | 問題数 | 難易度 | 記述・要途中式 | 難問出題率 | 出題タイプ | 合格最低ライン |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国語 | 120点 | 60分 | 普通 | 普通 | 40% | 10% | A | 70% |
算数 | 120点 | 60分 | 普通 | 普通 | 100% | 10% | A | 70% |
理科 | 100点 | 50分 | やや多い | 普通 | 20% | 15% | A | 65% |

科目 | 出題されやすい単元・形式 |
---|---|
国語 | ●説明・論説文 ●小説・物語文 ●漢字の読み書き、慣用句・ことわざ ●記述式問題 |
算数 | ●四則計算・逆算 ●還元算・相当算 ●表とグラフ ●旅人算・通過算 ●場合の数 ●平面・立体図形 |
理科 | ●動物・人体 ●気体と水溶液 ●物質総合 ●光と音 ●実験器具 |

科目 | 学習すべき内容・学習方法 | 試験での得点方法 |
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国語 | 大問5題の構成で、「小説・物語」、「説明文・論説文」、「詩(短歌・俳句)」から各1題、知識問題が2題という内容となっている。小問数は30題前後となるが、選択肢の問題のほか書き抜きや記述問題も多く出題されている。詩などで空欄に当てはまる文や語句を自分の言葉で記述するといった問も見られる。 近年、記述問題の字数が増加傾向にあることも踏まえ、読解力とともに表現力(作文力)、想像力をつけるための対策を、早い段階から行っていくことが不可欠である。 | 選択肢や書き抜き問題は手際よく確実に得点し、記述問題に十分に時間を割いて、ここで差をつけたい。 漢字や慣用句、ことわざなどの知識問題は確実に得点する必要がある。 |
算数 | 大問数は2~4題ほど、総小問数は18問程度となっている。解答は大部分の問で途中式の記入が求められている。 難問・奇問はなく標準的な問題が多いが、後半は難易度が上がっていく。幅広い範囲から出題されているが、近年は立体図形の切断や回転体の表面積、複雑な図形の面積、体積など高度なものも出題されている。 後半の難易度の高い問題に時間を割けるように、計算力や典型題への対応力などの「基礎力」を徹底的に習得し、前半の問題を速く確実に得点していくことが求められる。そのうえで、後半の図形の問題を重点的に学習し、十分に対応できる力をつけておくことが重要である。 | 前半で計算ミスなく、慎重に解き進めたい。また、後半の比較的時間のかかる大問があるので、時間配分に注意しながら解くことがポイントとなる。 日ごろから点数につながる途中式の書き方の練習を積み、後半の問題で無駄な取りこぼしを避けたい。 |
理科 | 大問8題程度の出題となっている。設問数がとても多いので、問題の内容を素早く把握しスピーディーに回答していく必要がある。 また、近年は長い記述問題も新たに出題されている。そのため、基本的な知識を学習する際には「なぜそのようになるのか」を考え、深く理解することが求められている。 | 設問数が多いため、時間配分に注意し、あせらずに解けそうな問をどんどん解き進めたい。記述問題は空欄になることのないように、十分な対策をして差を付けたい。 |

芝浦工業大学附属中攻略のポイントは、「計算力」「理解力」「想像力」です。
社会がない分、理科の重要性が高くなっている。各教科とも、知識を身に付けながら同時に深い理解力も養っていくことが重要です。また、日々の計算、漢字、慣用句、ことわざなどの問題を幅広く対応できる基礎力を磨くことが求められます。