
総合難易度:★★★★☆
算数難易度:★★★★☆
国語難易度:★★★★☆
理科難易度:★★★☆☆
社会難易度:★★★☆☆
算数難易度:★★★★☆
国語難易度:★★★★☆
理科難易度:★★★☆☆
社会難易度:★★★☆☆
本郷中は東京都豊島区にある中高一貫の男子校です。
かつてはラグビー部が全国大会の常連であったなど部活動が盛んでしたが、大学進学指導体制の強化へと教育方針を転換したことにより、昨今では進学校としての色合いが強くなっています。
入試問題は、全体的によく練られた良問が多く、レベル的には標準的なものが多いですが、体系化された幅広い知識を要する問題や、知識を暗記しただけでは解けない問題も多く含まれています。

①算数では点数を取る問題の見極めが必要
②理社の配点が高い
③理科は定番問題があるため対策を講じやすい

科目 | 配点 | 時間 | 問題数 | 難易度 | 記述・要途中式 | 難問出題率 | 出題タイプ | 合格最低ライン |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国語 | 100点 | 50分 | 普通 | やや難 | 25% | 10% | AB | 57% |
算数 | 100点 | 50分 | 普通 | やや難 | 0% | 15% | AB | 57% |
理科 | 75点 | 40分 | 普通 | 普通 | 5% | 5% | A | 57% |
社会 | 75点 | 40分 | 普通 | 普通 | 5% | 5% | A | 57% |
A タイプ |
全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。 | B タイプ |
全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。 | AB タイプ |
全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。 |
---|

科目 | 出題されやすい単元・形式 |
---|---|
国語 | ●説明・論説文 ●小説・物語文 ●漢字の読み書き ●ことばの知識 ●語句の意味 |
算数 | ●計算 ●数の性質、数列・規則性 ●割合 ●還元算、旅人算 ●平面図形・立体図形 |
理科 | ●植物 ●水溶液の性質 ●物質と変化 ●力のつりあい ●天体 |
社会 | ●日本地理総合 ●歴史総合 ●政治総合 ●出題形式は総合問題の形をとることがほとんどである。 |

科目 | 学習すべき内容・学習方法 | 試験での得点方法 |
---|---|---|
国語 | 長文2題、漢字の書き取りが1題という構成です。漢字学習は毎日しっかり行い、漢字での取りこぼしを防ぎたいところです。また、長文問題の対策として、長い文章を早く正確に読み取る練習が必要になります。内容の読み取りに加え、語句の意味を答える問題が多く出題されているので、語句の意味を充分に学習しておくことが重要です。また記述問題もある程度出題されるので記述対策も必要です。 | はじめに素早く知識問題を解答し、長文問題は文章を読みつつ選択問題から手をつけることで取りこぼしを防ぎます。そして残り時間をすべて記述問題にあてることで、完答を目指します。 |
算数 | 全体の40%が計算問題と小問で占められているため、基本問題を素早く、かつ正確に解けるように練習しておくことが必要です。その他の頻出分野として、数の性質、数列・規則性、割合、還元算、旅人算、平面図形・立体図形が挙げられます。これらの分野に関しては応用レベルまで演習をしっかりしておくことが合格には必要になってきます。特に、「特殊算」、「図形」、「グラフ」は最頻出ですので、特に力を入れておく必要があります。 | まず計算と応用小問から解き40%を確保し、大問は比較的簡単な(1)のみをまず解答し、全ての大問の(1)ができてから(2)に移る方が取りこぼしが減り、有効です。 |
理科 | 難問の出題は少ないですが、計算問題が必ず出題されるので、よく訓練をしておく必要です。単元としては植物、水溶液、物質と変化、力のつりあい、天体から多く出題されるため、これらの単元を重点的に対策することが有効です。 | 単純な知識問題を素早く解くことで解答率を上げて余裕を作り、その後、思考問題・計算問題を集中して解く順序が有効です。 |
社会 | 地理、歴史、政治の各単元からバランス良く出題されるので、幅広い知識を体系的に整理しておくことが必要です。地理では地形図が必ずと言っていいほど出題されています。また、環境問題や時事問題が今後出題される可能性が高いため、注意が必要です。出題形式としては総合問題の形が多いので、他の学校の過去問を含めて総合問題を数多く解いて慣れておく必要があります。 | 知識のみで解けるオーソドックスな問題が多いため、解ける問題からどんどん解いていくことが有効です。 |

本郷中攻略のポイントは「スピード」、「正確性」、「理科への対策」です。
合否を分ける算数では、問題の難易度はそれほど高くないですが、その分、解ける問題と解けない問題を瞬時に「見極める力」、そして解ける問題に対しては「スピード」と「正確性」が必要になります。
また、理社の配点が高いため、理社をおろそかにすることができません。
特に理科では、「ばね」、「滑車」、「浮力」など非常によく出る単元が決まっており、対策がそのまま効果として表れやすいので、過去問を分析が非常に効果的です。