
総合難易度:★★★★☆
算数難易度:★★★★☆
国語難易度:★★★★☆
理科難易度:★★★★★
社会難易度:★★★★★
算数難易度:★★★★☆
国語難易度:★★★★☆
理科難易度:★★★★★
社会難易度:★★★★★
海城中学校は、完全中高一貫の男子校で、トップレベル校の中では数少ない2回の入試を行う学校です。
入試問題は算数・国語が合格を左右し、算数で問題が難易度順には並んでいないため取捨選択力が要求され、国語は問題文が難しく高いレベルでの読解力が要求されます。
社会は応用力が問われる問題が多く、長文記述が特徴的です。
理科では中学受験生がはじめて見るような問題が出題されるので、発想力や自分の考えを瞬時に文章化する力が求められます。

①どの科目も高い思考力を問う。
②国語は問題文が難しいため、高度な読解力を要する
③算数は難易度順になっていないので、取捨選択がカギとなる。

科目 | 配点 | 時間 | 問題数 | 難易度 | 記述・要途中式 | 難問出題率 | 出題タイプ | 合格最低ライン |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国語 | 120点 | 50分 | 普通 | やや難 | 30% | 20% | B | 60% |
算数 | 120点 | 50分 | 普通 | やや難 | 0% | 15% | AB | 60% |
理科 | 80点 | 45分 | 普通 | 難しい | 25% | 20% | B | 60% |
社会 | 80点 | 45分 | 少ない | 難しい | 50% | 30% | B | 55% |
A タイプ |
全体の9割以上が知識や公式を知っていて、その活用法が分かっていれば解ける出題の学校。 | B タイプ |
全体の3割以上が正解を出すために、思考力や発想力を必要とする問題の学校。 | AB タイプ |
全体の1割から3割がBタイプ(正解を出すために思考力や発想力を必要とする問題)の学校。 |
---|

科目 | 出題されやすい単元・形式 |
---|---|
国語 | ●物語文・随筆文 ●説明文・論説文 ●漢字の書き取り ●ことばの知識 |
算数 | ●計算 ●数の性質・規則性 ●平面図形 ●立体図形 |
理科 | ●水溶液の性質 ●天体 ●力のつりあい ●燃焼 |
社会 | ●長文記述問題 ●総合問題 |

科目 | 学習すべき内容・学習方法 | 試験での得点方法 |
---|---|---|
国語 | 説明・論説文と小説・物語文の2題の長文が出題されるため、長文読解力を充分に鍛えておく必要がある。長文問題は選択問題を中心に記述問題も数問出題されるため、記述対策もしっかりと行う必要がある。知識問題としては漢字の書き取りとことばの知識をおさえておくことが肝心である。 | まず知識問題を手早く解答し、次に選択問題、書き抜き問題を手早く解答する。そうして記述問題に多くの時間を残し、可能な限り多く解答できるようにする。 |
算数 | 平面図形の面積を求める問題や図形上の点の移動の問題が非常によく出題されるので重点的に練習しておくことが肝心である。立体図形もよく出題されているので充分な練習が必要である。その他数列・規則性や数の性質、場合の数、旅人算もよく出題されるので応用レベルまできちんと解けるようにしておくことが重要である。 | 大問1を素早く解答し、大問2以降は(1)を先に解いていくと比較的解き易い。余力で(2)以降もできる限り解答するようにする。 |
理科 | 基礎知識を完璧に覚えることがまず肝心である。その上で本校の過去問で充分に練習を積み、新しいタイプの問題や記述問題などをはじめとした本校の出題パターンに充分に慣れることが重要である。特に初めて目にするような問題に対する対応力をつけておくことが本校の入試問題の得点力アップには不可欠である。 全く聞いたことがないことを、問題文を読む中で、類推し、答えを導き出す練習をする。問題文が長いほど、難しそうに見えるが、実は解きやすいものが多く、その実感がもてるまで徹底的にさかのぼって過去問をやりたい。 | 知識で解ける問題は手早く解き、思考力を要する問題や計算問題、記述問題も解き易い問題からできるだけ多く解答する。 |
社会 | 資料やグラフ・図・写真などを見て記述させる問題が出題されるため、資料の読み取り練習や記述練習を充分に行う必要がある。また、身近な出来事や時事問題、世界地理を含めた幅広い知識が要求されるため日頃からニュースや新聞にもよく目を通しておくことが重要である。 | 知識で解ける問題から手早く解答し、記述問題も解き易い問題から可能な限り多く解答するようにする。 |

海城中攻略のポイントは「ハイレベルな読解力」、「取捨選択力」、「発想力」です。。
国語ではハイレベルな問題文が出題されるので、それをしっかりと読み進めて解答するための読解力が要求されます。
算数では問題が難易度順には並んでいないため、確実に解答すべき問題とそうではない問題を見極める取捨選択力が必要です。
また、理科では中学受験生がはじめて見るような問題が出題されるので、発想力や自分の考えを瞬時に文章化する力が求められます。