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学校別出題傾向と対策 開成中学傾向と対策
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出題形式・内容の全体的な傾向
問題数は多くないが、問題の中の情報量は極めて多い。これを的確につかんで、しっかり完答する力が問われる。問題数が多くないということは、一問一問のウエイトが大きいということである。
思考力や記述力が高度なレベルで求められ、同時に知識も総論をふまえた上での正確さが問われる。東大受験を視野に入れた、高いレベルの入試問題である。
科目別出題形式・タイプ分析
科目 配点 時間 問題数 難易度 記述・
要途中式
問題率
要思考力
問題率
難問
出題率
出題
タイプ
合格最低
ライン
国語 85点 50分 やや多い 80% 50% 40% 55%
算数 85点 60分 やや
少ない
100% 75% 35% 70%
理科 70点 40分 標準 やや難 40% 30% 25% 75%
社会 70点 40分 やや多い やや難 30% 20% 30% AB 65%
出題タイプの解説
この学校を受験するのに向いているお子さんのタイプ
勉強においては誰にも負けまいとする気概の強いタイプ。
運動会などにその校風があらわれているように、スマートさも泥臭さもある様なバランス型。
粘り強く考えぬくことができ、考えたことを答案において式や記述で表現することが得意。
つまり、根性も要領のよさも兼ね備え、なおかつ論理的に筋道を立てて考えることに秀でたタイプ。
科目別出題傾向分析
科目 出題されやすい単元・形式 あまり出題されない単元・形式
国語 物語文、説明文、随筆文から大問1題もしくは2題
作文(100字~200字程度)
漢字の書き取り、語句の知識
詩、短歌、俳句
文学史
漢字の読み取り

算数 平面図形・立体図形
速さ(速さと比)
数の性質
数え上げ、順列・組み合わせ
場合の数
論理・推理・約束記号
典型的な一行問題は、出題されない





理科 物理(力のつりあい・電流)
化学(水溶液・物質の変化)
生物(動物・植物・環境問題)
地学(天体・気象・地層/岩石から1題ずつ)
実験結果、法則などを基に答えるタイプの問題
音・浮力・密度・圧力

人体




社会 地理
歴史
現代社会・時事問題
関西からの受験生を意識してか東京の地理・歴史をテーマにした出題が多い。また図表、文章、統計を読み取り、出題の意図を早く的確に掴むことが重要。
一般常識をふくめて、きわめて幅広い範囲から出題でされる。あまり出題されない単元はとくに無いが、30字を超える記述はほとんど見られない。



全体的な対策や必要な能力・技術
かつて2日間入試だった頃は、知識・処理能力を求める問題が多く出題されたが、
記述力および論理的な思考力が、かなり高度なレベルで要求されるようになった。
普段から記述対策と要思考力問題対策を徹底して行っていかないことには、本番で高得点を挙げることはきわめて難しくなる。
科目別対策
科目 学習すべき内容・学習方法 試験での得点方法
国語 問いに対して答える、ということを徹底させたい。読解と表現の精度以前に、指示に従った解答ができなければ、合格は望めない。
説明文なら筆者の主旨、物語文なら主人公の感情の変化など、核となるところを、3行(50字)でまとめる練習を普段から重ねるとよい。
50分の解答時間に対し、5000~6500字の問題文を読む速読力も養っておくと武器になり得る。
漢字・語句などをまずは確実に取りたい。問題文は、高度で毎年バラエティに富んだ内容だが、解答スタイルには一定の傾向がある。過去問演習の成果を本番でも出したい。






算数 塾のテキストや問題集に関しては、最高難度のレベルまで自力で解ききる姿勢をもって勉強したい。できなかった問題も、必ず自分で解きなおす。いつでもできなかった問題の解きなおしができるよう、ノートを作るなどして、その態勢をつくっておきたい。
『中学への算数』(東京出版)は、“開成中学への算数”とも言えるほど、同校の入試対策としては至適の月刊問題集である。この添削問題「学力コンテスト」も活用できるようだと、なおいい。
問題数は少ないが、解法が出てこないと膨大な時間を要する問題が潜んでいる。
完答する問題と途中まで解いて部分点をもぎ取る問題とを区別して、効率よく高得点を稼ぐようにしたい。








理科 観察や実験の結果を、短文でまとめる問題が頻出。全単元典型的な記述を暗記しながら、記述のパターンを習得しておきたい。
また計算問題も、典型的な比例・反比例のもの、難しくてもつるかめ算を用いたものまでしか出ない。理科の計算問題の出題のされ方がどういうものか巨視的に把握してほしい。
難問とそうでない問題とは、受験生にとっても分かりやすいところ。やさしい問題は、パーフェクトに解答したい。





社会 教科書・資料集にある、図表・統計から何が読み取れるのか、常に意識して学習に取り組む。幅広く、深い知識が問われる。知識に貪欲に、一度解いた問題は二度と落とさないように、蓄積していってほしい。ただ、テキストの太字のところを覚えればという話ではない。どうしてそこが重要なのか、考えながら、全体(総論)をつかんだ上での暗記が要求されるので、そこを心がけて学習しよう。 文章・統計・図表などを読み誤ると大量失点するので、確実に読みこなしてから解答したい。難しい知識問題も出題されるが、ここでの多少の失点は気にしないようにする。







科目別来年度出題予想
科目 来年出題が予想される単元・形式
国語 長文は1題もしくは2題、独立して漢字の大問1題だろう。近年は長文2題が続いているものの、平均点は乱高下しておらず、長文2題(問題文の分量は6000字~7000字)と予想して準備しておいた方がよさそうだ。記述がほとんどで、しかも説明文・随筆文からは主旨を簡潔にまとめる出題が必ずと言っていいほどある。漢字・語句からもハイレベルな出題があると見ていい。
算数 前述の頻出の単元、[平面図形]、[立体図形]、[速さと比]、[数の性質]、[数え上げ]などから大問4題の構成で出題されると見る。平成17年度から、大問3題が4題に増えたが、それでもスピード重視というより硬質な算数の力を問うスタンスに変わりはない。硬質な算数の力を問う問題というのは、発想力、論理的・演繹的思考力をバランスよく用い、解く筋道の方針を立てた上で、その方針に従って深く解き進めないと完答に至らない問題を言うが、ほとんどがそういったタイプの問題である。地道で強気な対策が必要になるが、普段からこれをやった受験生こそに合格水準をクリアできるような巧い出題を期待する。
理科 観察や実験の結果を、短文でまとめる記述問題、典型的な計算問題、これは来年度も出題されると見ていい。2009年度は、物理から2題、しかも[ふりこ]と[光]という同校の傾向では頻出とは言えない単元からの出題であったので、来年度は物理からは[電流]もしくは[力のつり合い(てこ)]からの出題と予想するのが妥当だろう。また物理2題構成になった分、けずられた地学からの出題は復活するものと考えるのも妥当。計算のからむ地学の問題には要注意である。
社会 地理、歴史、現代社会から、環境問題・時事問題・さらに開成学園の所在地である東京の地誌と関連させての高度な出題が予想される。地理・時事問題は、世界地理・国際問題まで広げて出題される可能性もある。リード文さらには図表・統計・資料(史料)など解答する前に読み解かなければならないものが多いスタイルも踏襲されるだろう。記述問題は、来年度も字数は30字以内もしくは1行におさまる範囲で簡潔に答える形式での出題が2~3問あるものと予想される。
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