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学校別出題傾向と対策 普連土学園中学傾向と対策
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出題形式・内容の全体的な傾向
どの科目も、長い文章や図表を読み、その理解を問われる。論理的な思考を、その過程まで追うことに重点が置かれ、算数・理科では考える途中経過にまで、細かな部分点が与えられる。
算数・国語では、解答時間が多くあり、じっくり考えて取り組むことができるだろう。論理的な思考を重視しながらも、奇をてらった問題は少ない。中学入試の新たなスタンダードを築くような良問が、数多くこの学校の入試問題から輩出されるが、過去問が繰り返し出題されることはほとんどない。
科目別出題形式・タイプ分析
科目 配点 時間 問題数 難易度 記述・
要途中式
問題率
要思考力
問題率
難問
出題率
出題
タイプ
合格最低
ライン
国語 100点 60分 標準 標準 50% 30% 8% 65%
算数 100点 60分 標準 標準 100% 30% 8% 60%
理科 75点 30分 標準 標準 10% 15% 5% AB 60%
社会 75点 30分 やや多い やや易 15% 10% 3% AB 70%
出題タイプの解説
この学校を受験するのに向いているお子さんのタイプ
友愛を重んじた落ち着きのある校風の普連土学園だが、子ども一人ひとりのポテンシャル、とくに論理的思考におけるポテンシャルを重視している。入試問題は、その同校の特色を前面に押し出した力作である。この校風に惹かれる人は多く、近年、受験者層のレベルが上がっている。保護者だけでなく、受験生自らが進んでこの学校に進学したいという意志を持つことが、オリジナリティ溢れる力作の入試問題を突破する力にもなるだろう。
科目別出題傾向分析
科目 出題されやすい単元・形式 あまり出題されない単元・形式
国語 随筆文、説明文
物語文
漢字の読み書き(文章中)
独立した大問で、語彙力・ことばの運用力を問うもの
詩、俳句、短歌
作文
かなづかい、筆順
文学史

算数 平面図形、立体図形
割合・比・速さ(グラフを用いたもの)
順列、組み合わせ、数え上げ
論理、推論、規則性
確からしさ
特殊算は他校に比べると、出題比率がかなり低い


理科 物理(力のつりあい、)
化学(水溶液、燃焼)
生物(人体、植物)
地学(天体、気象、地質・岩石)
浮力
金属の性質


社会 地理
歴史
公民
環境問題


全体的な対策や必要な能力・技術
丁寧に順を追って思考を積み重ねることに尽きるだろう。学習内容のどこまで分かったのかを、解説するように、ノートに余白を多く取って書き込むようにするとよい。
思考の基本となる型は重視されるが、いわゆる受験テクニックだけで解こうとする受験生を遠ざけようとする傾向は極めて強い。自分がどういう勉強をやっているのか、周りに流されず、自分のやっていることの流れを重視し、これを見極められるようにしていきたい。
科目別対策
科目 学習すべき内容・学習方法 試験での得点方法
国語 指示語の内容、接続詞、言葉を置き換えて記述するなど、典型的な問題が多い。「典型的」という語の字の如く、考える上での基本的な型、記述の基本的な型を理解し、どうしてその型で通用するのか、日頃考えながら学習していきたい。物語文と説明文(随筆文)の2題構成で、説明文では、当たり前とされる概念・社会通念に疑問を投げかけるようなテーマから出題されることが極めて多いので、注意しておこう。
語彙・言葉の運用力を問う独立した大問は難しい問題もある。この分野では、灘中やラ・サール中など、首都圏以外の学校の過去問に近いとも言える。全体的には年々、難化しているように見受けられる。
漢字、接続詞、指示語などで落とせない問題が多くある一方、記述問題の割合も高い。
記述を空欄にするのは論外。分かったこと・本文の中で関連していそうなことを、とにかく書くようにして、部分点でもいいのでもぎ取るようにしたい。










算数 長文を読んで、それに答える形式は、中学入試の中でも珍しい。
年度によっては、大学入試レベルの問題を、誘導によって答えるように作問されたものもある。グラフの問題の出題頻度も高いが、グラフの何を意味しているのか、解説するノートづくりをしたい。日本語が多く書き込まれるような形が望ましい。
100%途中式を書く形式である。式が何を意味しているのかも日頃から理解して学習しなければならない。【3】【4】では順を追って、問題で聞かれていることが関連し合っているので、この形式にも慣れておきたい。問題のこれ以上の難化はしばらくないだろう。
その場でいかに考えられるか、出題の意図を把握できるかが勝負である。
大問4題構成で、【1】と【2】はオーソドックスな出題がほとんどで、これをまずは取りたい。
【3】と【4】のうち出題意図がつかめるものから解き、7割を目指していきたい。








理科 物理・化学・地学・生物の4題構成と、それぞれ同じ配点である形式は、長年踏襲されている。受験者のレベルアップと、問題の易化傾向が続き、しばらく平均点が安定しなかったが、2008年度、2009年度の難易度で今後安定していくように思われる。グラフの作図は、プロットと線描をそれぞれ意味するものとしてとらえる、また記述問題は典型的な問題が多いが、丁寧に理解を進めて学習すると取れる問題が多いだろう。 出題意図を正確に掴み、早く解く。30分の解答時間は、国語・算数に比べ短く、ここからリズムを変えていこう。物理・化学・地学・生物のうち、得意なものから手をつけて調子づきたい。






社会 総論を重視した上で、各論で正確な知識をつける。各回どういうことを学習するのか、テキストに記されていることが多いが、そこを注意し読んでいくとよい。地理では特定の地方に、歴史では特定の時代に限定された出題ではない。地図・地形図、外交や社会・経済史などテーマを追って全体的な学習をすると有効だ。
単元を超えた融合問題、理科との関連問題もある。
地理・歴史・公民の順で、大問3題ないし4題構成で、4題構成の時は地理か歴史に2題充てられる。 地理・歴史・公民という順番は固定されているので、得意なものから解いていきたい。
難問は少ないが、資料読解や、歴史の時代順整序で迷ったら、後回しにするようにしたい。


科目別来年度出題予想
科目 来年出題が予想される単元・形式
国語 説明文、物語文が各1題で、漢字の読み書きは難易度が高くなく、この中に収まるだろう。熟語のしりとりや、語彙力の問題などが独立する形式も踏襲されるだろう。当たり前とされる概念を疑うことがテーマの説明文から出題され、記述が多い割合で出題されるという例年のスタイルが続くだろう。
算数 4題構成で、【1】【2】は小問集、【3】【4】は長文に従って解き進める形式は変わらないだろう。【3】【4】の単元は、図形、グラフ、数え上げなどからがこれまで多いが、予想はしづらい。受験生のその場での読解力に期待したい。レベルの高い受験生が多かった2009年度より難化するとは考えにくい。
理科 物理、化学、生物、地学から1題ずつという形式は変わらないだろう。1次と3次で、生物は動物と植物、地学は天体・気象・地質から振り分け、物理・化学では、てこ・ばね、水溶液の問題はどこかで必ず出るだろう。また、作図、グラフを描く問題、記述問題も多くはないが必ず出ると予想できる。
社会 地理、歴史、公民という出題形式は変わらないと思われる。例年のように、単元を超えた融合問題や、「総合的な学習」をにらんでの理科との融合問題の出題もあると予想されるが、難しく考えすぎずに解いてもらいたい。例年どおり、偏った単元からの出題はなく、総論をおさえて受験に臨んでほしい。
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